あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年4月18日 (火) 旧暦3月21日大安

- 桜は折らないでね -

日記


『今朝の浅草』
 おや、変なおっさんが写ってますね。モモちゃんとの散歩道の居酒屋さんのガラス戸に写る自分の姿、時々こうして撮っているのです。世間にお見せする面を持ち合わせていないのですが、どんなヤツなのかな。なんてしょっちゅうメールを頂くので、今朝はちょっとだけご披露してしまったって訳です。これが「亜寳麿裕寳59才」、今日の姿です。
 浅草神社の賽銭箱の上に、八重桜が手向けられています。この人、枝を折ってまでいったい何をお願いをしたのでしょう。桜の枝を折るとどんな罪に問われるかご存じですか。器物損壊罪が成立するのですよ。但し、申告罪ですから、折った人を処罰するには、被害者(通常は管理者である区)の告訴が必要ですけどね。

  刑法第261条(器物損壊等)
前3条に規定するもののほか、他人の物を損壊し、又は傷害した者は、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料に処する。


 日本人って桜の枝を折ることに、かなりの抵抗を感じるはずです。桜ってそんな神秘性を持った花なのですよね。桜の枝を折るのは止めましょうね。

 日記を書くために毎日チェックする「今日は何の日」この関連のページ、今となっては、オリジナルがどこだったのか知ることが出来ませんが、みんなが同じ文章で書かれているのが気になります。おまけに、総てのページが誤字脱字までそのまんまってのもど〜かと思うよ。そんな中、あほまろが毎朝お世話になっているのが、鈴木充広氏の「こよみのページ」です。あほまろは彼の著書「暮らしに生かす旧暦ノート」を参考にして、四季折々の行事の新旧や、月暦や二十四節気の考証に役立てているのです。彼のプロフィールによると、和歌山県那智勝浦町にお住まいで、固定資産税納税歴13年。趣味は、天文・暦算・プログラミング・バドミントン・読書・散歩・昼寝・ひなたぼっこ・ホームページ作成、凄いのは、特技に書かれた、「四方山話(一を訊かれて十まで答える!)」。よっぽど頭の良い人なのでしょうね・・・。
 そのページによると、今日は「発明の日」「世界アマチュア無線の日」「よい刃の日」「よい歯の日」、「三重県民の日」です。数字のゴロ合わせはどうでも良いとして、あほまろにとって懐かしいのが、「世界アマチュア無線の日」の日です。高校2年生の時に友人と一緒に免許を取得したのですが、当時は今のようなトランシーバーなどは無く、というか、有ったことは有ったのですが、当然高校生のお小遣いでは買えない高価な物でした。それでも、コイルやバリコン、真空管などの重要な部品は新品で購入、後は壊れたラジオの部品を再利用して受信機や送信機を造っていたのです。
 その当時、電話を持っている家も少なかった時代、日本はおろか世界を軽々と電波で結んでコミュニケーションを成立させていたのがアマチュア無線だったのです。おかげで、電気知識はもちろん、英語を始め様々な言語にも興味を持つことができたのですが・・・、大学に入ってからはアルバイトや仕事が忙しく、また、社会に出てからは仕事に追われ、いつしかその存在までも忘れてしまったようです。
 コールサインは更新をしなければ無効になってしまうようですが、免許は生涯使えるとは聞いています。もう一度とは思いませんが、肝心の免許証、いったいどこにいってしまったのかな・・・。くだらないコレクションはきちんと整理をして大切に仕舞っているというのに、自分のことになると全く無頓着なあほまろなのですよ。
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『今朝の雷門』
 このところ、すっきり何の飾りも無い雷門の姿が続きますね。次に何かが掲げられるのは、今週末に開催される「泣き相撲」の看板です。そろそろ掲げられるのでしょうね。
   
   
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『今朝の一写』
 「浅草は煮込みとホッピーが似合う街」、最近出版されたガイドブックにそう書かれていました。でも、煮込みは解るよのですが、ホッピーなんての、公園中央通の一部を除いて、ほとんど見かけないですよ。時々遊びに行く居酒屋さんにも置いていないし、最近はホッピーは高くなって、発泡酒の方が安いのだそうです。ホッピーって、見た目はビールのようでビールじゃ無く、単なる焼酎の炭酸割。昔、ビールが高級酒だった頃の遺物としか思えないんですよ。
 「浅草は煮込みと酎ハイが似合う街」
、六区のJRA裏一帯はそんな街なのです。
  
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『今朝の境内』
 宝蔵門の修復作業が開始されます。期間は4月17日〜6月30日。工事名は、浅草寺宝蔵門外壁改修工事。どうしてこの時期に充てなくっちゃいけないのでしょうね。
   
 工事を告げる貼り紙です。
   
 「観音縁日」の今日、母子地蔵の服が総て脱がされてしまいました。まだ寒いのに可愛そうですね。その変わりというか、今朝は大きな白い菊の花が供えられましたよ。
   
 こちらのお地蔵さんにも、昨日までの「花まつり」の花が取り去られ、ピンクの花が供えられました。縁日になると、信心深いみなさんがお供えにやって来るのです。
   
 宝蔵門の修復前の姿を写そうと狙っている方がいらっしゃいました。誰も居ないところを撮りたいのでしょうね。そんなチャンス、あほまろも後ろから伺っていました。真ん中を歩いて来る人が居ますが、右から自転車がやって来る前がチャンス!
 うまく写ったかな。
   
 浅草神社の「定点観測」の桜。すっかり葉っぱが大きくなってしまったので、モノクロ写真で撮ってみました。新しいカメラはモノクロモードで電子的に様々なフィルタを使えるのです。これは、緑色のフィルターで葉を強調してみました。とはいえ、こんな小さくしたら効果は解らないですね。
   
 五重塔前の銀杏の木も緑の色合いを濃くしてきました。梅雨を過ぎると枝いっぱいの葉で五重塔を隠してしいまうのです。
   
 こちらはお馴染みの光景をモノクロで撮ってみました。使用フィルターは黄色です。
     
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 台東区が作った今年の春からの行事を書いたポスターです。「江戸情緒粋の街台東区」とありますが、「粋」って言葉は、
「気持や身なりのさっぱりとあかぬけしていて、しかも色気をもっていること。情の表裏に通じ、特に遊里・遊興に関して精通していること。また、遊里・遊興のこと(広辞苑)」
 この言葉、特に江戸時代には、遊里・遊興に関して精通している人を表現する言葉で、行政が使うような言葉じゃ無かったのですけどね。なんて、独り言。
   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数87枚