あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年3月30日 (木) 旧暦3月2日仏滅

- 花冷え -

日記


『今朝の浅草』
 「花冷え」、桜の咲く頃に寒さが戻って冷え込むことをいう言葉ですね。今朝の新聞にも大きく「花冷え」の文字が目立っていました。お天気は良いのですがとっても冷え込んでいます。体感的には5〜6度ってところでしょうか。このところの暖かさに慣れてしまった身体、突然の冷え込みに体温の調整が追いつかないのでしょうね。寒いとき、人間は自律的に体内で熱をつくりだして体温を一定に保とうとするようですが、だんだん年をとるに従って、この働きが鈍ってしまうようです。
 モモちゃんも人間でいえば80才をはるかに超えている年齢です。いつも体毛に守られているので寒さは人間ほど如実に感じることは無く、体温の調整は毛の量で行っているそうです。でも、いくら寒いとは感じていなくても、若い犬以上に体が冷えている場合が多いと聞きます。
 そんなこともあって、今朝は動きが鈍いようにも見えました。とはいえ、今更服を着せるわけにもいかないのは、人工的な衣服で覆ってしまうと、犬本来が持っている体温の調整を行わなくても良いと脳が判断し、体毛のコントロール機能を止めてしまうそうです。「花冷え」、もう少しの我慢、あと2〜3ヶ月もすると、モモちゃんの体毛が抜け始めて一回り小さくなってしまうのです。そして、暑い暑いってぼやいているのでしょうね。

 昨夜は、アフリカからトルコ、ロシアにかけて皆既日食が見られたようです。残念ながら日本では見ることは出来なかったのですが、その様子はネットやテレビのニュースで流れていました。あほまろは太陽が完全に月に隠れてしまった約4分間をネットで見ていました。奇麗だったのは皆既の始まりと終わりの太陽の一部が指輪のように輝いてみえる「ダイヤモンドリング」。その美しさはネットからも伝わってきたのです。リビアの小さな村が最適な観測ポイントとあって、皆既日食を見物するためのテント村「エクリプス(日食)・シティー」には、世界各国から約2000人の観光客が訪れたそうです。
 日食は、小学校の頃に一度経験したことがありました。ガラスにススを塗ったメガネを作って、学校の校庭でみんなで観察したのです。皆既日食では無かったのですが、真っ昼間に辺りが暗くなり、鳥たちが騒ぎ始めたのを今も記憶しています。
 日食は毎年地球のどこかで数回見られるのですが、全て隠される皆既日食となると1〜2年に一回ほど、次に日本で観測できる日食は、2007年3月19日北海道と沖縄で見られ、皆既日食は、2009年7月22日屋久島〜奄美大島で見られるようです。
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『今朝の雷門』
 この時期は平日でも花見に訪れる方が多いようです。仲見世から本堂にかけて、大勢のカメラを持った人とすれ違いました。山形で最上川下りの船頭をしているとうご夫婦から強烈な方言で声をかけられました。“すみません、屋形船はどこで乗れるのですか(そんな感じ)”、乗り場はすぐそこにありますけど、こんな早朝からは営業はしていないですよ。“東京の人は、みんな儲かってるんだなぁ(そんな感じのことを言ってた)”、儲かってるかどうかは知りませんが、最上川下りだってこんな早朝から観光船の営業なんてやっていないでしょう。“冗談じゃないよ、8時前から動かしているさ(なんて怒った感じで)”、それじゃご自分で確かめてください。
 朝っぱらから怒られてしまった、なんて思っていると、我々の会話を聞いていた
いつもの犬仲間のおじさん、“あの人は怒っているんじゃなくて、結構丁寧な言葉な使ってるともりなんだよ。自分の女房が山形の出身なので解るのさ”、方言って難しいですね。
   
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『今朝の一写』
 本堂横に置かれた石です。奥の石には浅草寺本堂建立の時に水戸から贈られた礎石のことが書かれています。しかし、こちらは周りに梵字が書かれているので礎石じゃ無いでしょうね。どっちかというと、過去の石仏か石版の破片のようにも見えるのです。いつも不思議に思っているこの石、どなたか由来を教えてください。
  
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『今朝の境内』
 この写真じゃ良く見えませんが、奥の若い(20代前半?)女性二人ともが、同じ高級デジタル一眼レフと高級望遠ズームレンズ(Canon Eos1D2MK2+70-300mmF4.5〜5.6 DO IS USM)で提灯の撮影をしているのです。このカメラとレンズを合わせると安売り店でも100万円カメラ一台だけで他にバッグは持っていないので、きっとプロではないでしょうね。それにしても、カメラを知ってる者には驚きです。
 そう、あほまろの知り合いもプロじゃないけど、子供の写真を撮るために同じカメラとレンズを買った人がいらっしゃいますよ。おや、ちょうど右に・・・。
   

 影向堂のお庭のいつもの場所です。どんどん雰囲気が良くなってきましたね。
   
 六角堂前の枝垂れ桜は満開です。たった一本だけですが、桜の少ない境内では目立っているのです。
   
 カーブミラーの中に写る六角堂前の枝垂れ桜、ミラーを拭いておけば良かったかな。
   
 浅草神社の桜も満開になりました。
   
 いつもの「定点観測」です。開いてしまうと後は散るのを待っているだけ。
   
 神社の桜、逆光で光っていました。
   
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 4月2日(日)に行われる、「第一回 隅田川リバーサイド天国」のポスターとチラシが完成しました。本来ならもう少し早めに上げておかなければいけなかったのですが、協賛企業の広告が集まらずに苦労したのです。それはそれとして、今日の天気予報では当時は曇り後雨とのこと。せっかく時間をかけて準備をしたのに雨で中止ってことにならないことを祈りたいですね。
 今回のトリは、浅草の大衆演劇でお馴染みの竜小太郎が飾ってくれます。ぜひ、みなさんも、当日は浅草にいらしてください。あほまろは会場で写真を撮っていますよ。
   
 スケジュールの詳細はこちらから。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 10-22 F3.5-4.5他
撮影枚数69枚