『今朝の浅草』
　浅草は朝から雨が降っていますが、さほど寒さは感じません。一雨ごとに春が近付いて来ているのでしょうね。
　昭和11年の今日は、ご存じ「2.26事件の日」。陸軍の皇道派の青年将校が、対立していた統制派の打倒と国家改造を目指し、約1500名の部隊を率いて首相官邸等を襲撃し、内大臣・大蔵大臣等が殺害され、永田町一帯が占拠された記念日です。
　その日の東京は寒い雪模様、赤坂区表町の大蔵大臣邸を襲撃した将校の一人が、あまりの寒さで布団の上で震える高橋是清（たかはしこれきよ）に自分の防寒コートを差しだし、“高橋、これ着よ！”、って言ったとか・・・。当時２２６事件に一兵卒として駆り出された落語家の故柳家小さん師匠、高座で言ってたっけ（笑）。
　戦争も無く平和になった今の日本では考えられない事件でしたが、当時の洗脳教育が皇道派なる思想の洗脳は、あのオーム集団と同じだったのでしょうね。毎年この時期になると、浅草の映画館でも２２６事件の映画が上映されるのです。
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『今朝の雷門』
　雨の雷門がアスファルトの路上にも写ってますね。こんな光景も、一昨年ここの舗装を修復した直後の雨の日には、まるで鏡に映したかのように写っていたのです。交通量が多いのでどんどん磨り減ってしまったのでしょうね。
　　　
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『今朝の一写』
　雷門から入って仲見世を歩いている途中で雨が激しくなってきました。本堂前に着いた時は土砂降りと表現しても良いほどです。本堂の中で、雨が弱まるのを待っていて目に付いたのが、浅草寺の大屋根から雨樋を伝わってまるで滝のように流れ出る雨水です。流れ出る水の量も凄いのですが、その音もまた凄まじかったですよ。
　　
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『今朝の境内』
　観音裏から盗まれた仏像は帰って来たのでしょうかね。未だに内扉が閉ざされたままの裏観音を見ることは出来ません。雨の軌跡が奇麗だったので写してみたのですが、写真ではたいして感じませんね。おかげでカメラはずぶ濡れになってしまいましたよ。
　　　
　雨に濡れた淡島堂の白梅。まだ五分咲きです。今年はどこも梅が遅いようですね。
　　　
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『昨日の行事』
　浅草の隅田公園で、「浅草・隅田公園梅まつり」が始まりました。２年前に造られた約千二百平方メートルの梅園内には、およそ百五十本の紅白の梅の木が植えられたのを記念して開催されるこのイベントですが、生憎今年の梅はまだ咲き始めたばかりなのです。しかし、参加者は「花より団子」、会場の広場の盆踊り講習会を始め、全国各地から名産品を出店している屋台や、地元町会による飲食の屋台などには大勢の観光客で賑わっておりました。
　　　
　野点の会場には、和服が目立っておりました。
　　　
　“ホッテ、ホッテ、マタホッテ・・・”、講師の声に遭わせて何故か浅草には似合わない「炭坑節」の講習会？
　　　
　こけしで有名な宮城県鳴子町から、「ミスこけし」のお嬢さんも来園です。名物の漬け物を売ってましたよ。
　　　
　　　
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　浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
　「浅草ジンタ&浅草KURAWOOD　ロッキン新天地　Vol.13 」 ライブが行われました。ロッキン新天地のライブは他とちょっと変わっているのは、ロックバンドだけの演奏じゃ無く、地元ライブハウスの特徴を生かして浅草らしさを演出していることなのです。
　昨夜の出演は、浅草ジンタを始め、THEチビッコGANGS、東京ヴェロニカのロックバンドと、下の写真の「名曲堂」。彼等は明治〜大正期に流行ったメロディーを現代風にアレンジして演奏する高崎を中心に解約する奇妙なバンドです。とっても懐かしく、そして新しく、ライブに集まった若者も真剣に聞き入っていました。
　　　
　更に、曲芸の「ボンボンブラザース」、浅草演芸ホールなどの寄席で色物を演じるお馴染みのお二人です。紙を丸めたバランス芸など、お得意の演目を披露してくれました。こんなのが見られるのって、絶対に浅草ならではですよね。
　　　
　そして、しんがりは我が「浅草ジンタ」。新曲も交えて、１時間以上も楽しませてくれました。
　　　
　　　
　　　
　３月は浅草でのライブはお休みですが、2006年3月18日（土）「渋谷club asia」にて、「Inside JUNKs　〜ROCKIN'ON HEAVEN'S DOOR〜」、草ジンタ、アニマルズ、Zippa-di-Doda他が出演します。詳細は「浅草ジンタ」ホームページをご覧ください。