あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年1月28日 (土) 旧暦12月29日仏滅

- 松下幸之助と水戸黄門? -

日記


『今朝の浅草』
 大寒(1/20)から立春(2/4)までを冬本番といい、寒さが一段と厳しい季節とされております。御多分に洩れずそのど真ん中の今朝も厳しい寒さになりました。散歩の途中、モモちゃんのリードを持つ手の感覚も無くなるほどです。時々目で確かめないと持っているつもりでも、モモちゃんがリードを引きずりながら歩いている、ドキッとすることもあるのです。なんたってリードはモモちゃんを拘束するものでは無く、いわば命綱のようなものなのですからね。そんなことにならないように、右手はカメラのシャッターを押すので、左手首に何重にも巻き付けて散歩をしているのです。

 週末は競馬が開催されるため、六区のJRAには早朝から大勢の方が並んでいます。場外馬券所に入るのになぜ並んでいるのかというと、ここの地下には有料席が設けられており、座りながら大スクリーンで競馬を鑑賞することができる便利な部屋があり、その良い席を確保するために早朝から並んでいるのだそうです。午前9時に開場し、指定席を確保してしまえば終日その席で競馬を楽しめる、結構楽しい場所なのかもね。
 あほまろはまだ一度も中に入ったことはありませんが、競馬好きにはたまらない部屋なのでしょう。また、競馬が開催される日には、居酒屋や食堂も早朝から開店します。今朝も、朝っぱらから酒を飲みながら競馬新聞に見入っている方が大勢いました。そんな光景を撮りたいな・・・、いつもそんなこと思いながら通っているのですが、みなさん恐そうな方ばっかしなので、あほまろには、カメラを向ける勇気が無いんですよ。せいぜい、今朝の写真のように、並んでいる人達を後ろからが精一杯でしょうかね。

 浅草寺本堂の左側に、奉納した人の奇妙なプロフィールと共に、大きな石が置かれているのをご存じですか。
いったい何のために奉納されたのか、この石にどんな由来が有るのか全く判りません。ただ、これを奉納した方の自慢のような由来だけが矛らしく掲げられているだけなのです。
 「奉納 昭和三十三年十月十八日 浅草寺本堂完成記念 水戸徳川頼房公 水戸黄門光圀公 家老三木左大夫源之幹 子孫 三木啓次郎
 これって、単なる自慢なのでしょうか。三木啓次郎氏なる人物を調べてみると、確かに水戸光圀公の生誕に関係した三木仁兵衛之次(ゆきつぐ)氏の御子孫で、昭和47年に95歳で逝去されたそうです。彼の履歴を調べていて、「水戸黄門と松下幸之助」の関係。そんな面白い逸話を見付けました。
 松下幸之助氏の「ナショナル」がテレビで何か放映したいという話があった時、三木啓次郎氏が、「明るいナショナル」のイメージから、正義は明るく正しく世の中に行われなければならないという考えから、水戸黄門のドラマ化を推薦した、といういきさつがあるのだそうです。松下幸之助氏は、「“水戸黄門”が続く限り責任を持ちましょう」と語られたという話です。)
 松下幸之助といえば、雷門の大提灯を奉納したことで有名な人。今でも、大提灯の正面には松下電器の金文字が輝いているのです。三木啓次郎氏、小説で創られた水戸黄門ちゃまの逸話、まともに信じ込んでいる方だったのかもね。
 また、三木啓次郎氏は、千葉周作先生より直伝の北辰一刀流の極意を上梓した「剣法秘訣」を会得した剣術の師範でもあったようです。
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『今朝の雷門』

 早朝にもかかわらず、週末にはいつもよりも雷門を通る人が多いのです。そのほとんどが、新聞を小脇に抱えて歩いているので、きっと場外馬券場に行かれる方なのでしょうね。毎朝観察している残雪、後ろ側の屋根にはまだ少し残っているために、「落雪注意」のフェンスが置かれたまま。今日はこれから気温が上がるとの予想なので、熔けてしまうかも知れません。明日もまた写真でお見せしましょうね。
   

   
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『今朝の一写』
 毎週土曜日7時半〜8時の間に、銭塚地蔵の前にやってくる魚屋さんです。ここの魚は新鮮で安いので、魚屋さんがバイクから荷物を降ろすのを待ちかまえるかのように近所の方々が集まってきます。みなさん、ここで週末の食材を揃えるのか、あれもこれもと、一人五千以上はお買いあげ。毎回総てを売り尽くして帰るそうです。
 “ここは、
新鮮で安いんだよ”、これも長年の信頼がもたらした信頼なのでしょう。一昔前の、天秤桶で売り歩く魚屋さんだって、お得意さんからの信頼が無ければやっていかれなかったように、下町に根付くためには時間もかかったでしょうね。時々、我が女房も買っているのですよ。
  
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『今朝の境内』
 寒いほど空気が澄んでいるので、写真に写すと寒さなんて感じませんね。でも、とっても寒い境内です。
   
   
 節分会の豆撒き会場の設置が始まりました。本堂東側に舞台が造られ、その上から豆が蒔かれるのです。まだ始まったばかりですが、明日までには全体の骨格が見えてくるかもね。それが完成すると、紅白の幕が回されるのです。
   
 浅草寺裏の落雪状況を見ていたところに、「今朝の一写」で紹介した魚屋さんがバイクでやってきました。ご覧の通り、荷台には商品の箱が堆く積まれています。こんな状態での運転って、とっても技術がいるのでしょうね。関心関心。
   
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 浅草に直接関係の無いお話。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 霜柱が張っています。今朝はちょっと緩んでいるのか、モモちゃんが踏みつけるだけで、バリバリ音をたてて崩れていきます。喜ぶモモちゃんを抑え、壊す前に写真に収めてみました。でも、これじゃ良く判りませんね。もっと接写した写真も有るのですが、それだけじゃ何だか判らないもので、この写真を載せてみました。
   


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 10-22 F3.5-4.5他
撮影枚数47枚