あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年1月8日 (日) 旧暦12月9日友引

- 平成記念日 -

日記


『今朝の浅草』
 今年に入ってからほぼ毎朝、富士山が奇麗に見えています。東京から見る富士山はとっても奇麗ですが、近づいてみるとかなり荒れているようですね。先日、富士山を世界遺産に登録しようという団体の方々が行っている清掃作業を特集しておりましたが、何で7合目から上に自動車やバイクが捨てられているのでしょうね。
  1月8日といったら、平成がスタートした日ですね。当時の小渕官房長官が示した平成の文字、「新元号は、平成で、あります」。今でも記憶に残っている方も多いでしょう。昭和から平成に変わった当初、かなりの違和感が有ったのでしたが、18年も経つと当たり前になってしまいました。
バブル経済の真っ最中でもあった改元期、消費税が導入され、その2〜3年後にはバブル経済が崩壊し、以後、不良債権問題等、長期にわたる経済の低迷が続いているのです。あの日のあほまろは、東京駅で貰った号外によって「平成」を知ったのでした。
 実は、この「平成」は江戸末期の「慶応」改元のときにも候補にあがっていたそうです。もし採用されていたら「明治維新」「平成維新」と歴史の教科書に記されていたかもしれないですね。
 年末から秘密基地のエアコンが壊れてしまいました。ビルを建てた当初からの物なので、既に20年を超えていたようです。原因は、当時のエアコンにはフロンガスが使われており、そのガスが抜けてしまったってわけです。しかし、現在は大気汚染防止からフロンガスを使うことは出来ません。じゃいったいどうしたら良いの・・・。
 倉庫からファンヒータを引っ張り出したのですが、広い部屋には「への突っ張り」にもなりゃしない、大家さんが小さな石油ストーブを持ってきたのは良いのですが、石油の臭いで頭がガンガン、おまけに1時間に一度は窓を開けて換気をしなくちゃいけないのです。おかげでせっかく温まった頃に再び降り出しに戻るってわけ。
 あ〜、おかげで風気味でお腹の調子まで悪くなってしまいましたよ。散歩をしながらもお腹がゴロゴロ、ゴロゴロ、時々、ぷ〜。“あほまろさん、臭いですよ”、モモちゃんも「への突っ張り」を嫌がってました。
 「大家といえば親も同然、店子といえば子も同然」、来週までにはなんとか直してくれるって言ってますが、それまで毎日、冷え切ったビルで厳寒に耐えなければいけないのかな・・・。
 昨日は待乳山聖天で、大般若家内安全法要と大根まつりが開催されました。詳細は、「昨日の行事」で、ご覧ください。
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『今朝の雷門』
 正月の参拝客に圧迫感を与えないためなのか、昨日まで下の方を縮められていた大提灯が元に戻されました。これで、雷門の文字もまともに見えるようになりましたね。正面の松飾り、本来は7日までなので、これも今日中には片付けられてしまうのでしょう。
 すっかりお正月気分が抜けてしまった浅草ですが、明日の成人式には晴れ着姿の若者たちが集まってくるのでしょうね。
   
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『今朝の境内』
 お正月から続いていた総ての屋台が撤去され、久しぶりに寂しい境内。屋台が撤去された後には大量のゴミが散らばっています。清掃係員のみなさん、寒い中でも忙しそうにゴミを集めていましたよ。
   
   
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『今朝の一写』
 境内から屋台は無くなりましたが、浅草寺が経営するおみくじ売り場だけはまだ続けるようです。このようなおみくじ売り場は、本堂正面に2箇所と、左右2箇所の4箇所に設置されているのです。どこが一番良いお札が出るのでしょうかね。なんといっても、夜中でも文句も言わずに稼いでくれる働き者なのですから。
 ちなみに、あほまろが、この売り場で買ったおみくじは「凶」でした。あ〜、買わなきゃ良かった反省してます。
   
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『昨日の行事』
 大根は清浄、淡白な味わいのある食物としてすべての人に好まれ、しかも体内の毒素を中和して消化を助けるはたらきがあるところから、聖天様の「おはたらき」をあらわすものとして尊ばれ、聖天様のご供養に欠かせないお供物とされています。
 七草の昨日、待乳山聖天で毎年恒例になった「大根まつり」に行ってきました。訳は解りませんが、「大根が大好物」な聖天さまに、正月中にお供えされた大根を、「ふろふき大根」にして、みんなにお配りするお祭りなのです。2000食限定で配られる「ふろふき大根」は、味噌4種類とユズを合わせた本格派 、大勢の人が列を成してしました。
   

 本殿で参拝をすると整理券がもらえます。もちろん、あほまろも頂きましたよ。
   
 振る舞い酒も行われました。でも、昼間っから飲むわけにいかないので・・・。冷たくておいしそうな臭いだけで我慢して帰りましたよ。
   
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 浅草に直接関係の無いお話。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』

 ちょっと昔、浅草は軽演劇でも賑わっていた街なのです。なんて余所余所しいことを言ってしまいましたが、今では浅草と軽演劇を結ぶ接点も無くなってしまったのです。そんな中、足立区の劇団「にんげん座」が、墨田区両国のシアターX(かい)で、「浅草、あの頃」の新春公演を開催します。(演出:飯田一雄 監修:中原薫)
 物語は、実在した六区通の小さな喫茶店。そこに集まる軽演劇の役者さんや踊り子さんたち。そこに訳ありげに姿を見せる老作家。そんな人生の交差点を舞台に、懐かしい愛の歌、華麗なレビューの一コマが、元
SKDスターや元ストリップの女王たちによって展開されるのです。
 かつて浅草には、人をワクワクさせるパワーがありました。そんな時代の物語、なぜ浅草で公開することが出来ないのでしょうね・・・。
   
 街並みだけは、あちこちにかつての面影を残している浅草ですけど・・・。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 10-22 F3.5-4.5
撮影枚数39枚