あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成17年5月21日(土) 旧暦4月14日大安
- 三社祭 -

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 浅草は朝から賑わってますよ。街のあちこちでは半纏姿の人達が用事も無いの
に歩き回ってします。久しぶりに着た町会の半纏、誰に見せるというわけじゃ無
し、普段とは朝の祭の嬉しい雰囲気を噛み締めているのでしょうね。
 あほまろだって、毎年三社祭の半纏を着るとなんとなく身が引き締まるように
感じるのです。見ず知らずの人であっても同じガラの半纏を着ている人達ともま
るで旧知の友でもあるかのようにも思えてしまう。これが江戸時代から人々の心
の中に流れる
「連」なのでしょうかね。
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 三社祭の開始は昨日の「大行列」です。すでにあほまろ写真館でも紹介した通
り、「大」を冠っているわりには大きな行列ではありません。でも、浅草の人々
の心の中に一年間溜まっていた想いがいよいよ現実となるのだ。そんな大きな、
大きな、三社祭の開始を告げる行事なのです。これを見てようやく浅草の人達は
本気で祭モードに突進していくのでしょうね。
 また、浅草には花柳界全盛のころより三社祭の前夜祭には、浅草芸者さんたち
が組をつくって踊りを披露する「くみ踊り」が披露されます。それぞれ踊り衣装
で観音裏の料亭を一軒一軒廻って踊るのです。
 あほまろは毎年、浅草おかみさん会が主催する「三社祭のつどい」で拝見させ
ていただくのです。「やなぎ」「藤」「さくら」と雅な組名を付け、次々と伝統
の踊りが披露され、最後に日本で唯一浅草だけに生き残っていると言われる幇間
(たいこ)の男性4名によって、これも昔吉原を中心に流行った伝統芸を見せて
くれるのです。気分はすっかり三社祭突入です。
 昨夜「三社祭のつどい」に出かける途中、浅草6カ町の宵宮渡御が始まりまし
た。一年ぶりに町会の御神輿を担ぐ人達、みなさんとっても満足そうでしたよ。
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 ピ〜ヒャラ、テンツク、ドンドンドン。あ〜、お神輿が出てきた!急がなくっ
ちゃね。そんな訳で、今日と明日の日記はちょっと変則的になるかも知れません
。でも、写真館はちょっとずつ更新していきますよ。
 窓の外では、快適な笛太鼓のリズムが続いています。この日記を書きながら、
頭の中はもう祭のことでいっぱいなんです。まともに文章を組み立てる能力なん
てまったく失ってしまったような・・・。
 さぁ〜、これから忙しくなるぞ! 

今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 17-85 F4-5.6 IS
撮影枚数27枚

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