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　三社祭まであと２日になってしまいました。浅草寺境内では露天商の設営準備
が行われています。三社祭の露天商の配置はいつもとは違いお祭り用に特別割り
当てられるのだそうです。“今年は悪い場所にあたってしまったよ”、たこ焼き
売りのおばちゃんがぼやいてました。三社祭の最終日には宮出しと宮入りが行わ
れるため、一部の場所では土曜日中に屋台を撤去しなくてはならないのだそうで
す。それで、普段は一番良いといわれている場所であっても、三社祭の時は悪い
場所になってしまうんですって、でも土曜日は普段の三倍以上の売り上げがある
とのこと、露天商にとっては正月と三社祭が一年で一番稼げる時のようです。
　今日は観音さまの縁日です。本堂前には縁日を祝う大きな提灯が提げられ、い
つもよりも参拝客が多いようです。それも、ほとんどが地元の方々のようです。
なぜかというと、本堂前の自転車の多さでそれが判るのです。浅草の方々にとっ
て自転車と生活が密着しているってのこんなところでも知れるのです。
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　京都から修学旅行の学生がやってきました。優しい京都弁が境内に飛び交って
います。本堂でお参りを済ませたあほまろとモモちゃんが階段を降りてくると、
一人の女の子が、“一緒に写真を撮っても良いですか？”って近付いてきました
。彼女たちとモモちゃんが撮りたいと思ったのですが、その子、あほまろとモモ
ちゃんを撮りたいっていうんですよ。なんで、“こんなおっさんが写っても良い
の”、なんて言いながら精一杯の作り笑顔なんかしちゃったりして。
　聞いてみると、京都の自宅近所のお寺にも毎朝犬の散歩をする人たちが多く、
休日には犬を散歩させている人を中心に写真を撮っているのだそうです。自分の
家はマンションなので犬を飼うことができないため、犬と仲良くしている人がと
っても羨ましいんですって。特に柴犬が好きで将来は絶対に飼って毎日散歩をす
るんだ。なんていってましたよ。
　自分のホームページには色々なところで撮った犬と飼い主の写真を公開してい
るのだそうです。アドレスを教えて欲しかったのですが、“恥ずかしいから”な
んて教えて貰えません。それもそうですよね、どこの誰かも判らないおっさんに
自分の自宅を教えるようなものですから・・・、でも、ホームページってみんな
に見てもらいたくて作っているんじゃないのかな・・・。とりあえず、あほまろ
はこのホームページを教えてあげましたよ。もし見ていたら掲示板にでも書き込
んでくださいね。
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　それはそうと、彼女が首から提げているアイポット、和服地のようなとっても
雅な和風ケースに収まっているんです。とっても欲しくなってしまったあほまろ
、自作したのかとの問いに京都の大手家電屋で買ったのだとか。それも、数種類
の中から選んだそうです。
　これは凄い、さっそくケースに書かれたラベルを見せてもらって、帰ってから
調べてみると、ありました。京都の「みやび」という会社がオリジナルで作って
いるiPod用和風ケース“みやび”という商品でした。
　赤基調の紅緋、青基調の浅葱、黄色基調の藤黄の３種類で、それぞれミニ用も
用意されていましたよ。さすが京都ですね。東京の「粋」とはひと味違って、と
っても「雅」じゃないでしょうか。
　こんなの三社祭の半纏の上からぶら下げても似合いそうでしね。なんて思って
も、祭りの喧騒の中で音楽なんて聴く人なんていないでしょうね。「雅」なケー
スは、静かに行進する京都祇園祭の山車を曳きながら首からぶら下げた方が似合
うようです。
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　三社祭の時には、我が家のマンションの前にお囃子の屋台が出来ます。今朝か
ら屋台の組み立てが始まりました。お祭りの間は、この屋台で演奏される音楽が
しばらく耳に残るんですよ。
　おや、もう笛の音が聞こえてきましたよ。隣のマンションで練習している音で
すね。今年は我が雷門西部町会にも新しいお囃子の山車も出来ました。これで、
他には無い紺一色の半纏以上に目立つ町会になるのかな。