あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成17年4月12日 旧暦3月4日赤口
- 浅草ロック -

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 寒い、外に出た瞬間に震え上がってしまいました。おまけに霧雨もちらついて
いるんです。まるで冬に戻ったような寒い寒い朝です。傘を取りに戻るほどの雨
じゃ無し、寒さだって歩いていれば何とか暖まってくるだろう。カメラだけは濡
れないように散歩を急いだのですが、やっぱり途中で小粒が落ちてきてしまいま
した。雷門前まで来てしまって今更戻るわけにもいかないし、やっぱりさっき・
・・。いったいこんな光景、過去に何度有ったことか、面倒くさがりだからいけ
ないんですよ。おまけに、身体もどんどん冷え切ってるみたい・・・。
 いつも不思議に思うんです。天気の悪い日の仲見世って人がほとんど歩いてい
ないのです。もっともこの時間に訪れてくる観光客はほとんど居ないのですが、
平日なので通勤や通学のみなさんが歩く時間です。でも、天気が悪いと極端に姿
を消してしまうんです。この辺で屋根の有る商店街は新仲見世とメトロ通りです
が、そこに入るためにも絶対に仲見世の一部を通らなければいけないんですけど
、観音裏から通ういつものみなさん、いったいどこを通って駅まで歩くのでしょ
うかね。
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 桜もすっかり無くなってしまいました。こんな日の浅草寺境内には人影も少な
くまだ踏まれていない桜の花びらが綺麗なピンク色の絨毯を敷き詰めています。
所々に固まっているのは、水溜まりだったところなのでしょうか。歩いていても
、そんなところを踏むわけにもいかずに、なんとなく避けてしまうんですよ。そ
っか、ここを通るみなさんもあほまろと同じような考えなのかも。パッと咲いて
パッと散っていった桜の花びら、もうちょっと輝いていて欲しいなんて思ってい
るのかもね。
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 最近浅草で良く見かける浅草を中心に活躍するロックバンド「浅草ジンタ」っ
てご存じですか。彼等のホームページによると、『浅草ジンタは。浅草発のハー
ドマーチバンドです。常にどんな時代でもどんな国にでも音楽という物の基盤に
あった行進曲や、式典やお祭りの音楽「マーチ」。ハードマーチはそんな音楽達
を踊れる物にしたもの・・・』
とのことです。
 このバンドの命名は落語家の三遊亭小遊三師匠で、なんと落語芸術協会にも加
盟しているという変わり者なのです。そういえば昨年の夏の「噺塚まつり」でも
パレードの先頭で派手なマーチを演奏していましたね。雷門通りの「ヨーロー堂
」には、彼等が行進時に使う珍しい自転車が店頭に置かれています。一見博物館
物みたいにも見えるんですけど、もちろん勝手に創作された自転車です。それが
またとってもユニークでレトロでなんとなく浅草らしさを醸し出してしるんです
よ。先月末に行われた浅草六区通りの開通式でも、ビートたけしが作詞した「浅
草ロック」を歌いながらこの自転車で会場を盛り上げておりましたよ。
 浅草と名が付くと黙っていられない性格のあほまろ、さっそく彼等の4枚目の
アルバムってのを買ってみました。なんとなくレトロで、それでいて今風で、良
く聞くとばかばかしいこと言ってたと思うと、うさん臭い言葉をうさん臭くなく
さらっと流してしまう、とっても自然体で言葉で言い表せない魅力のバンドなの
です。
 リーダーのダイナマイト和尚率いるメンバー6名の名前もユニーク。ギターの
シンヤ二時、ドラムの非力、チューバ&トロンボーンのバター拳、そして二人の
女性、キーボード&アコーディオンのヒロ、ソプラノサックスのミーカチント。
 何でしょうねこの名前、おじさんが一番受けたのはなんたってギターの深夜2
時でしたよ。それに、ソプラノサックスのミーカチントさん、何でしょねこの意
味は・・・。でも、とっても可愛らしい小柄の女の子でしたよ。
 ♪今日という日は二度とない、明日という日はいつでも有るさ、明日が有るさ
じゃ明日は無い、今すぐド〜ンとやるだけさ・・・♪

 総てがこんな調子なんですよ。中でもあほまろのお気に入りは、ビートたけし
作詞の「浅草ロック2」。浅草にはゲロが似合うなんてマジで歌ってんだから、
久しぶりに出現した浅草らしい連中ですよ。
 パッと散っていった桜の花びらにはならないようにね。

今朝の写真
LEICA DIGILUX 2
撮影枚数52枚

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