平成17年4月3日 旧暦2月25日友引
____________________________________ ローマ法王ヨハネ・パウロ2世がお亡くなりになりました。世界で10億人と もいわれるカトリック教徒の頂点の悲しみはもちろんですが、他宗教と対話や和 解を進めてきた彼の功績が世界中総ての人に悲しみをもたらしているのです。日 本の仏教界でも、早朝から彼の死を悼んだ法要が行われております。ここ浅草寺 でも、いつもと違った読経が読まれているようなので、きっと彼の功績を讃えて 冥福をお祈りしているのでしょうね。 あほまろはヨハネ・パウロ2世が来日した時のことを今でも鮮明に記憶してお ります。彼が上智大学の教会を訪れた時、四谷駅付近で偶然その車列に出会した のでした。窓から手を振るローマ法王と目が合った時の興奮、仏教徒のあほまろ でも、とっても有りがたい気持ちになってしまったんですよ。日本滞在はわずか 4日間でしたが、東京では野外ミサや若者との集いにも出席して、日本語で平和 を訴えたておりましたね。 ヨハネ・パウロ2世の死去に伴って、2〜3週間後には新しいローマ法王を選 出する次期法王選挙がおこなわれるそうです。世界中に散らばる80歳未満の枢 機卿約120人が、義務として招集され、新法王は参加者の互選で決まるのです が、その投票は1/3以上獲得するまで外部との接触を断たれた密室で延々と繰 り返されるというとっても変わった選挙のようです。この選挙を「根競べ」と称 しているのも判るような気がしますね。イタリア語でも「コンクラーベ」と言う んですって。じゃ食事は「オストアンデル」かな。 ん〜こんな時に不謹慎な・・・・。ローマ法王ヨハネ・パウロ2世のご冥福を お祈り申し上げます。 ------○------ 昨日は隅田公園一帯で着物園遊会が開催されました。この日は、和服愛好会の みなさんが和服をテーマとした様々なイベントを行うとあって、大勢の和装した 人達が訪れるのです。参加者は着物を着てスタンプラリーをするのですが、会場 には着物の方々を上回る人数のニワカカメラマン。桜に和装を目当てに集まって いましたよ。でも、肝心の桜はまだほとんど咲いていないんです。というより、 咲いている花を見付けるのも難しい状況でしたよ。 昨年の着物園遊会は散ってしまった後で、確か一昨年がちょうど満開の時期だ ったのかな。週末に合わせて開催されるイベントなのでドンぴしゃとはいかない ようですね。 隅田公園に用意された桜まつりの提灯がとっても惨めに見えていましたよ。今 朝の写真の題名は、「準備万端なのに・・・」なんてのが良さそうかな。 ------○------ 今日は「日本橋開通記念日」です。明治44年、日本橋が木橋から石橋に架け 替えられたことに由来するそうです。ご存じ、日本橋は江戸時代から現在まで日 本の道路交通の中心で、橋の中央には国道の起点となる「日本国道路元標」も設 置されているのですが、橋の上を覆っている高速道路のおかげでオリジナルの道 路元標はたもとに移設され、真っ暗なトンネルのような場所に、薄汚れた真鍮の 印だけが有るだけなのです。 省エネで自転車の活用が考えられています。健康のために歩くことも奨励され ています。そんな運動が盛り上がるたび、問題に上がるのは車中心に造られた道 路のあり方。日本中を縦横無尽に連なる道路の基点としての日本橋が、このよう にずさんな状況だってことで、推して知れるのかも。 でも、いま江戸東京博物館の竹内館長が中心になって進められている「日本橋 の空を取り戻そう」運動があります。他のどの橋にも存在しない大切な役割を持 った日本橋の本来の姿とは、何の邪魔も無く抜けるような青空を見渡せることな のです。あほまろもこの運動に賛同している一人なのです。それが叶うと次は、 隅田川から高速道路を無くしたい。更に東京都心部の高速道路完全撤廃まで求め たいとも思っているんですけどね。 行政改革でどんどん薄れていく政治家の資金源ですが、こと「道路」となると まだまだ政策立案に大きな影響力を持つ「族議員」の資金源になっているようで す。高速道路を造りより、壊すための工事だって結構金がかかってしまうので、 いわゆる余録(袖の下)は入ってくるんですよ。壊しましょう、都内の高速道路 をみんな壊しましょう。そして、また次の世代が造れば資金源が断たれる心配は 無いんですから。これも根競べの一種かな・・・。
今朝の写真 CANON EOS-1KissDN,CANON ZOOM 17-85 F4/5.6 IS 撮影枚数62枚 昨日の園遊会 CANON EOS-1 DsMK2,CANON ZOOM 17-35 F2.8他 撮影枚数78枚 ____________________________________