平成17年2月20日 旧暦1月12日赤口

- 目を細める -

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 ようやく雨があがり暖かい朝になりました。浅草寺境内の木々もこの寒暖の繰
り返しによって、どんどん春が近づいて来ていることを感じとっているのでしょ
うね。浅草神社の桜の蕾も、ちょっとずつ柔らかくなってきたようです。桜の開
花まで一月を切ってしまったのですから当然とはいえ、つい先日までの寒さはい
ったいどこにいってしまったのでしょう。喉元過ぎれば寒さも忘れてしまうよう
な、なんとなく気持ちの良い雨上がりの散歩でした。
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 今朝の目を細めたモモちゃんの写真、どんな気持ちでこんな表情になったのか
お判りでしょうか。辞書で「目を細める」という表現を調べてみると、「かわい
いものなどをみて、笑みを浮かべる」なんて書かれています。でも、「目を細め
る」のは、嬉しい時だけじゃ無いんですよ。怒りを感じた時にも目を細めること
があるのです。
 毎朝のモモちゃんの写真を撮る場所は浅草寺本堂の階段下って決まっているの
です。何故かというとモモちゃんを高い位置で撮影することが出来るからってい
うか、同じ位置だとモモちゃんの目線までしゃがまなければいけないのが面倒く
さいのでいつもこの位置になってしまうんです。
 いつものように撮影をしようとお座りをさせた時、遠くから嫌な奴がやって来
たのです。いつも朝から酔っぱらっている奴です。モモちゃん、以前に何度か蹴
られたこともありとっても嫌っている奴なのです。モモちゃんだけじゃなく、境
内で遊ぶ犬がみんなで嫌っている奴なのです。
 目を細め、ウ〜って威嚇する珍しいモモちゃんの表情を一枚頂き、逃げるよう
に本堂を後にしたのです。朝っぱらから酔っぱらいに絡まれるのはあほまろだっ
て嫌ですからね。
 そんな訳で、「目を細める」って言葉を使ってしまいましたが、描写的文章で
怒っている人(今回は犬)の表情を「目を細めた」との表現、辞書では「笑みを
浮かべる・・・」なんてことだけしか書いていないので、間違いになるのでしょ
うかね。「眉をひそめる」って表現の方が正しいのかも知れませんが、モモちゃ
んには眉毛なんての無いし・・・。
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 あほまろが「目を細める」のは、やっぱり嬉しい時でしょうね。日が暮れて、
辺りのお店の看板に明かりが灯り、ちょっとケバイお店やちょっとヤバイお店の
入り口に怪しげなネオンサインが点滅し始めるころを表現する言葉といっても良
いでしょうかね。
 昨夜もやってしまいました。いつもの絵葉書会の帰りに友人たちと居酒屋で趣
味の話で盛り上がる時の一杯に「目を細め」るのです。毎月、会が居終わると、
お疲れに一杯ってのが定番なのですが、さあ、これから飲みに行こう・・・、誰
とはなしにそんな言葉が出た瞬間「目を細め」てしまうんですよ。
 そして、話しすぎ、飲み過ぎで、「眉をひそめ」なんてことにもなってしまう
ことも有るんですけどね。
 昨夜は、日本郵趣協会のシニア・アドバイザーで有名な天野安治氏をお招きし
ての絵葉書会。終了後の居酒屋で、切手と絵葉書のためになるウンチクを色々と
お聞きする事ができました。また、偶然にもあほまろが研究している同じテーマ
にも興味を示され、資料の交換などを約束するという有意義な時間を過ごすこと
も出来ました。
 でも、あほまろは意気投合して「眉を開いた」つもりでも、相手はあほまろの
眉を読んでいた・・・、なんてことは無いでしょうね。
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 2月27日(日)、吾妻橋のテラスで「江戸流しびな」が開催されます。本来
なら、3月3日に行われなければならないイベントですが、毎年、その近くの休
日を選んで行われるのです。
 この日は、用意された紙のおひな様を隅田川に流し、女の子の健やかな成長を
祈願するそうです。でも、参加希望の方は官製葉書で申し込まなければいけない
そうですよ。詳細はこちらをご覧ください。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数37枚
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