平成17年(2005)1月5日 水曜日
旧暦11月25日大安

- 百貫デブ -

 とっても冷え込む朝になりました。それもそのはず今日は二十四節気の小寒な
のです。難しいことは判りませんが太陽黄経が285度になり、一年で寒さが最
も厳しくなる前の日をいうようです。この日から「寒の入り」、これから節分(
立春の前日)までを「寒(かん。寒中・寒の内とも)」と言い、冬の寒さが一番
厳しい時期となるそうですね。また、小寒の今日からは寒中見舞いのご挨拶を出
し始めるともいわれておりますが、暑中見舞いは一般的ですが寒中見舞なんての
を実践している方はいらっしゃるのでしょうか。
 小寒の次に来るのは、今月20日の大寒、太陽黄経がちょうど300度のとき
で、寒さが最も厳しくなるそうです。  
 浅草寺境内の屋台も今朝からぼちぼち店終いを行っているところも有るようで
す。“今年は例年に無く人が多かったために商売はいまいちだったよ・・・”そ
んなボヤキを呟きながらね。

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 “百貫デブ!”おや、珍しい言葉を聞きましたよ。今日は今年最初の競馬が開
催されるとあって、六区の場外馬券場には今か今かと9時の開門を待つ競馬ファ
ンが詰めかけています。最初の方に並んだから何か良いことが有るって訳でもな
いのに、こんなところでも割り込みのトラブルが起こってましたよ。最初の方に
並んでいた数人のおばさん連中の前に、ほろ酔い気分で騒ぎながら数人の大男が
割り込んで行ったことがトラブルの原因だったようです。寒いので一時でも早く
屋内に入りたかったのでしょう。
 おばちゃんと大男達の口喧嘩、それを止めようと入り込んでいったガードマン
、“もっとやれやれ!”なんてけしかける野次馬連中。現場はまるで押しくらま
んじゅうで寒さをしのいでいるかの様相になってしまったのです。
 “バカヤローこのデベソ!”、“なんだこのブスババー!”、まるで小学生の
喧嘩のような低俗な言葉の羅列。おばちゃんが大男の足を蹴飛ばして、“百貫デ
ブ!”ん〜、なんて懐かしい響き、おまけに“ハゲオヤジ!”なんて言葉も・・
・。
 子供のころ、「さよなら三角、またきて四角、・・・光るはおやじのハゲあた
ま」なんての歌いましたよね。確かこの歌詞の中にも、「でぶでぶ百貫デブ、車
にひかれてぺっちゃんこ、ぺっちゃんこは煎餅、・・・電気は光る、光るはおや
じのハゲ頭・・・」。おや、今朝の喧嘩の言葉みんな入ってるじゃありませんか
。この連中、子供の頃から全く成長していない・・・。
 ちなみに“百貫デブ”といったら、一貫は約3.75キログラムなので375
キログラムって事ですよ。今朝の大男は100キログラムほどだったので、二十
七貫デブってところでしたかね。喧嘩でこれじゃゴロ悪いかも。
 “そんな事は百も承知だっ!”、おや、これも一緒だね。
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 新潟県中越地震の被災地を支援しようと、落語芸術協会所属の噺家さんたちが
、直筆の色紙を競売する『落語家お笑い連中色紙展』チャリティーオークション
今月十日まで、西浅草のテプコ浅草館で開かれています。会場には、会長の桂歌
丸師匠をはじめ、三笑亭笑三師匠、三遊亭小遊三師匠らベテランから若手までお
よそ七十人の直筆の色紙が展示されており、入札最低価格は二千円から受け付け
ておりますが、来場者は所定の用紙に希望の色紙と価格を記入し、オークション
箱に投入。一番高額な金額を書いた人に売却するそうですよ。この売上金の全額
が、新潟県中越地震の被災地に贈られるのです。
 あほまろも好きな噺家さんの色紙に応札してきましたが、買うことができます
かね。みなさんとってもお上手でしたよ。10日まで行っておりますので、お早
めにご覧ください。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数21