平成16年(2004)12月14日 火曜日

- 「災」 -

 モモちゃんの吐く息がとっても白く感じる寒い朝です。こんな朝でも、カメラ
と通い袋を持った毎日のお勤めは欠かせないのです。
 あほまろは、ご存じの通りこの三年以上も毎日の浅草の朝の光景を撮影してい
ます。当初はこの日記に使用するためだけの映像だったのですが、続けているう
ちに同じ場所の変化が気になり、いわゆる定点観測をする場所が数カ所出来てき
ました。
 そんな写真の中で、最も多いのがやはり雷門です。昨日、過去の雷門の写真だ
けを集めて並べてみると、時系列的にとってもおもしろい記録で有ることに気付
いたのです。平成13年〜16年、浅草の行事は毎年変わることがなくても、周
辺の風景や人々の服装など、僅か三年間だというのに時代の変化が見られるので
す。これらの写真をどのように料理をしたら楽しいか色々考えているのですが、
なかなか良いアイデアが浮かんできません。
 あほまろが三年以上毎日定点観測をしている場所は、雷門とその周辺、宝蔵門
、浅草寺本堂、浅草神社境内などです。これらの写真を日めくりカレンダーや大
きなポスターに並べてみるなどでも楽しめるかもしれませんが、せっかく高画質
のデジカメで貯めているので、もっと奇抜なアイデアがありませんでしょうか。
 たとえば、昨年の雷門は5月の初めに大提灯が取り外され、8月初めに新調さ
れた大提灯の懸架式が行われましたが、長さが大きすぎたため不格好に縮められ
て吊さざるを得なく、急遽作り直された大提灯が11月始めに人知れず架け直さ
れたっ・・・、って事の顛末も全部写真に収まっているんですよ。
 年間10日ほど出張や旅行で留守にしますが、このように三年以上も毎朝8時
前後の写真を撮り続けている人間って、きっとあほまろだけでしょうね。どなた
か写真の使い方を考えてください。
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 今年の漢字が発表になりましたね。あほまろは個人的に予想していた漢字は、
「超」・「風(嵐)」・「震」・「災」・「韓」の5個でしたが、みごと「災」
が的中でした。っていうよりも誰もが予想していた漢字でしたよね。
 今年は信越大震災を始めとする地震被害を始め、台風災害、イラク被災、浅間
山火山災害など、多くの災害が襲ってきました。来年こそは、「災害に対して心
一つに力を合わせ平和な世の中を築き、来年こそはいい文字を揮毫したい」と、
毎年漢字を書いている清水寺の森貫主がいってます。
 この「今年の漢字」は、日本漢字能力検定協会が1995年から全国公募で選
んでいるもので、始まった年の漢字が阪神大震災の年でも有り「震」が選ばれた
のが印象的でした。あれから9年後、同じような震災が選ばれることになるって
しまったのが残念ですね。昨年の「虎」のように明るい話題で今年を締めたかっ
たですね。
 ちなみに過去の漢字を揚げると、「震」・「食」・「倒」・「毒」・「末」・
「金」・「戦」・「帰」・「虎」。羅列してみると、悪いイメージの漢字が多い
ような気がしませんか。来年こそは、「喜」・「悦」・「祝」などが当てはまる
年になって欲しいですね。
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 阪神大震災の犠牲者を追悼し、被災地の復興を願う光のイベント「神戸ルミナ
リエ」が昨夜から始まりましたね。今年も師走の港町は約22万個の電球が彩る
壮麗な光に包まれた様子がテレビのニュースで流れています。一昨年の年末にあ
ほまろも「神戸ルミナリエ」を見物しました。まるで、夜のラスベガスのダウン
タウンを歩いているかのようでしたよ。
 そういえば、日比谷でも同じようなイルミネーションが飾られていますが、ま
だ始まっていないのでしょうかね。規模はとっても小さいのですが、浅草でもイ
ルミネーションが点灯しているのです。こちらの電球が何個とかの詳細は発表さ
れてはいませんが、数千個は使っているかも。雷門前の並木通り、正面に五重の
塔、花火、三社祭、浅草十二階、羽子板が光で並んでいますよ。
 神戸では会期中に約500万人の来場が見込まれているそうですが、浅草だっ
て羽子板市や初詣でそのくらいの人が訪れるんだい。ちょっと嫉妬・・・。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数30枚