平成16年(2004)12月6日 月曜日

- 飽和 -

 台風並みの強風で日本列島が大荒れだった昨日の日中は、一転して夏日になり
ました。気象庁の発表によると、関東地方は軒並み12月の最高気温を更新し、
熊谷で26・3度を最高に東京でも24.5度と半袖でも汗ばむ陽気でしたよ。
そんな陽気に誘われたあほまろも、カメラを持ってのウォーキングでした。
 朝、窓の外は昨日のな陽気が続いているのかと思うように晴れ渡っています。
でも、とっても寒いんですよ。それもそのはず、寒暖計は7度を指しています。
歩いていても手がかじかんでしまうほどですが、空には一点の雲も無くて真っ青
なのです。
 こんな時は、空をより青くしようとPLフィルターを持って散歩にでかけまし
た。これは、光の表面反射を除去するフィルターで、青空や樹葉、山肌、建物な
どの色彩を非常に鮮やかにする「色彩コントラスト効果」が得られるのです。
 今朝の写真のように、目で見える青空をより強調したように写るのですよ。澄
み切った空気も感じられるような写真ですね。特に解像度が低いデジカメでは、
CCDの問題で青空を写しても白く飛んでしまったり、見た目よりも薄い青色に
なっていましまったりした経験が有りませんか。そんな時に力を発揮するのが、
このPL(偏光)フィルターなのです。
 せっかくのフィルターですが、毛むくじゃらなモモちゃんの顔を写す時や、逆
光には全く効果が無いのですけどね。何の話題も無い朝には、こんなことでもし
て強引に話題をでっち上げなければ何も書けないので・・・。
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 「飽和」 ある状態量を増加させる要因を増してもその状態量が一定限度に止ま
り、それ以上ふえない状態をいうのです。
 そう、あほまろの家も秘密基地も「飽和」しています。なんでもかんでも集め
過ぎというか、買いすぎというか、日増しに物がどんどん積み上がっていくので
す。自分でもいったいどこに何が有るのかも判らない状態なのです。これも、や
たら大きな器を用意した弊害なのでしょうか。昔からあほままろ空間ってのがど
うも嫌いなようで、ちょっとでも空きが有ると、そこを何かで埋めてしまいたい
性格なのです。
 秘密基地を借りた三年前は、ガラ〜ンとしているのが嫌で、間仕切りを造って
家具などを買い集めてしまいました。そこに、あちこちに預けておいたモノを運
び込み、それが足りないとまた買い足したり。多趣味というのか、モノ好きとい
うのか、一度手に入れたモノは絶対に離したくない性格が再び「飽和」を招いて
しまったのです。
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 再びとは、過去にも色々ありました。小学生の頃は面子やベイゴマを始め、友
達が読み終わった雑誌やその付録までも集めていたのです。当時は段ボールの箱
なんてのは存在しなく、確か内側に鉄板が貼ってるお茶の箱やミカン箱などに入
れて押入に積み上げていたのです。
 20年前、父親が亡くなり、田舎の家を処分した時に母親が知り合いの倉庫に
預けてきたってことを聞いたのですが、それが何処なのかを聞くのを忘れてしま
ったため、現在は所在不明なのですが、きっと何処かに眠っているのでしょうね
、でも、それが見付かったからっていったって今更持ち帰ろうなどとは思わない
のですけど。
 それが「飽和」の始まりでした。「飽和」すると必ずどこかに引っ越すのです
、それらのモノも一緒ですから、引っ越すたびに広くなっていくのです。その限
界が今なのかも知れません。更に、とある場所に置いていたモノも持ち帰らなけ
ればいけなくなってしまいました。これで、完全に「飽和」です。もう、引っ越
しをしようとも思いません。これで、ようやく(始めて)「捨てる」って行為を
経験してしまうのでしょうかね。
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 測定器などにおいて、規定以上の強度の入力があった場合に、値が測定器の最
大値を取ってしまって、実際の入力の強度を反映していない状態や、カメラで、
像が真っ白になってしまう状態を、俗に「サチる」と言います。これが「飽和」
なのです。PLフィルターを使うこともできません。
 色々考えすぎて頭が働かなくなった状態やどうしようもない状態、あほまろは
人生の「飽和」に行き着いてしまったようですね。もう買わないぞ〜〜〜!
 収集品の一部を誰か引き取ってくれる方いらっさいませんか・・・ 。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数41枚