こがらしっていうのか、強風っていうのか、この時期は風がとっても強いです
よね。昨夜なんて、寝室のベランダのガラスが割れるんじゃないかと思うほど激
しい風が吹き付けていましたよ。
　おかげで、今朝は雲一つ無い晴天です。富士山も綺麗に顔を出していますよ。
風はまだ収まっておらず、とっても冷たくて強い風の中の散歩でした。この風を
なんとか写真に写そうと頑張ったのですが、カメラを手持ちで風を表現するって
のは無理ですね。こんな日は、ＮＤフィルターと三脚が有ったら楽しい写真が撮
れるでしょうね。
　浅草神社の桜の枯れ葉が風で同じ向きに靡いている様子を載せてみましたが、
こんな小さな写真じゃ良く分かりませんよね。とりあえず、今朝は風が強かった
んですよ。
------○------
　あほまろは毎日一食は蕎麦を食べなければ生きていけない性格なのです。なん
てのはオーバーな表現ですけど、朝食はほぼ毎日西参道の立ち食い蕎麦屋さんで
とっているのです。蕎麦屋の女将はモモちゃん用にといつもナルトをたくさん入
れてくれるのが嬉しくてね。
　そして、昼食は秘密基地の近所の安いお蕎麦屋さんで済ませ、夕食は時々女房
や子供と吾妻橋脇の漁民荘ってホテルの食堂に行くのです。食堂といって侮って
はいけないのです、どっちかというと浅草で一番美味しい蕎麦が食べられるお店
といっても過言では無いのです。社長さんが会津の出身で、毎年会津で収穫され
る一番良いそば粉を仕入れているのです。
　また、このお店では毎月一度の「蕎麦の会」を開催し、旬の総菜を使った蕎麦
会食も行われております。先月の例会では、今年出来たばかり香り豊かな「新蕎
麦」を堪能してきました。
　会津の本格的な蕎麦粉を使い、三立てで有るかのように美味しく、それでいて
値段は安いお店なのです。でも、普通のお店なのでガイドブックには出ていない
ので、場所は良いのにホテルに泊まっている方以外の観光客は滅多に来ない穴場
でも有るのです。夜はいつも近所の方々が居酒屋さんとして使っているのです。
------○------
　浅草には、ガイドブックで有名なお蕎麦屋さんはいっぱいあります。それなり
に高いお金を出して食べるのですからどこもそこそこ美味しいには違いないので
すが、量と金額の差があまりにも庶民離れしてるのが「当店の自慢」。そんな勘
違いのお店ばっかで、後味を悪くして帰る方も多いようです。
　また、風変わりなことで有名なお店、何が風変わりかというと待たせることで
名物になったお店も有るのです。このお店、お蕎麦を注文しておよそ１時間後に
出てくるのです。それまでお酒を飲みながらジ〜っと待つか、お酒を飲めない人
は美味しそうに食べている人を横目でジ〜っと見ているしかないのです。
　あほまろも友達に勧められて二度ほどこのお店に行ったことが有るのですが、
酒を煽りながら待つこと小一時間、ようやくお蕎麦に有り付ける頃にはすっかり
酔いが回っており、蕎麦の味なんて全く憶えていないのです。ただ、ご主人はあ
ほまろと同世代、元学生運動の有名人だったってことだけは憶えているのですけ
どね。
　ですから、蕎麦通のあほまろであっても蕎麦の評価なんてのが出来ないのです
。“あのお店はどうだった”、なんて聞かれたら、“風変わりなお店だったよ”
って答えるだけ。そうそう、“お酒が高い”ってことも憶えてましたよ。
------○------
　今朝の新聞に、「ソバ粉の産地など表示適切か　農水省が調査へ」、そんな記
事が掲載されております。小売店やスーパーなどで売られているソバ粉やめんを
対象に、産地や原料の使用量が正しく表示されているか、農林水産省が来月から
調査をするそうです。これも例の讃岐うどんの原産地がオーストラリアだったこ
とに端を発しているのでしょう。
　新聞によると、「ソバは低カロリーな上に、血管に良いとされる“ルチン”と
いう成分を含む。高級感を高めるために実際より多くのソバ粉を使っていると偽
ったり、表示されている地名が原料となるソバの産地なのかソバ粉やめんに加工
した場所なのかあいまいな例が目立つ」とのことです。
　農水省は店頭で表示の状況を調べるとともに、約３００の商品を抜き出して成
分分析も実施する。不正な表示が見つかった場合は、業者名の公表や罰金などの
措置を科すそうですよ。
　それとは別でしょうが、どこのお蕎麦屋さんの店頭ではためいている幟、「手
打ちそば」とか、「新そば入荷」なんての、これも不当表示じゃないのでしょう
か。現に、あほまろの秘密基地の向かいのお蕎麦屋さんは、毎朝製麺屋さんが蕎
麦を届けに来ているっていうのに、「本格手打ちそば」なんて幟がはためいてい
るのですけどね。
　先日、向かいの蕎麦屋でそんな話題をしていると、それを言っちゃ「天津甘栗
」なんてのは全滅しちゃうじゃ無いか・・・。そんな意識こそ変えてもらわなく
っちゃね。