平成16年(2004)11月9日 火曜日

- 格付け -

 秋晴れの朝はとっても気持ちが良いですね。昨日は風がちょっと冷たく感じた
のですが、今朝はちょうど良い感じとでも表現したいような爽やかさです。こん
な朝はいつもよりのんびり散歩になってしまいます。モモちゃんも同じことを考
えて歩いているのでしょうね。
 帰ってからも、あほまろの書斎の窓枠に手をかけて外の様子を伺っています。
もうちょっと歩いていたかったのかな・・・。
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 境内で開催されている菊花展の花に新たな賞が与えられました。あほまろが観
察している大懸崖には「台東区長賞」、その隣は「台東区議会議長賞」、それに
、「観光協会長賞」とかお偉い方々の短冊が下がっています。また、「東京都知
事賞」なんてのもあります。これって、実際に来られて審査をした訳じゃないで
しょうけど、それ以前にそれなりの専門家が「優等一等」とか「優秀一等」など
と評価が終わっているので、序列順に下げただけなのでしょう。
 このような格付は誰にも迷惑のかからない序列ですが、最近ではやたら色々な
ものに「レア物」とか、「限定品」なんて勝手な格付けも出没しております。特
に最近の流行の食玩のフィギア、一個300円程度のモノが5000円とかで売
られているのですよ。そんな「レアモノ」を求めて子ども達も一攫千金を求めて
お小遣いで必死に買い集めているのだとか。また、箱を振っただけでレアモノが
判るという技を取得しているガキも多いとか。
 秋葉原のフィギア専門店では、ウインドウをのぞき込んでいる人に声をかけて
自分のフィギアを専門店の定価よりもちょっとだけ安く売っている子供も多く見
かけるようになったそうです。お店にも注意書きが出されているのですが、そん
なのお構いなしに声をかけまくっています。まだ小学生の子供がですよ。ちなみ
にレアモノのフィギア3点で一万円で売るなんて声をかけられました。ウインド
ウの正札は税込み10500円、税金分だけ安いってか・・・。まったく抜け目
のないガキどもです。こんなのを野放しにしておいて良いのでしょうかね。
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 昨日の日記で紹介しました峰岸達さんの作品展「昭和の風景」を見に門前仲町
に行ってきました。久しぶりに訪れるお不動さんと富岡八幡宮でしたが、平日と
あって七五三のお祝いに訪れる数組だけで静かな境内でした。
 富岡八幡宮といえば、源氏の氏神である八幡大神を殊の外尊崇した徳川将軍家
の手厚い保護を受け、明治維新後は朝廷の准勅祭社にも任命された由緒ある神社
、もちろん格付けも浅草神社よりず〜っと上なのです。
 浅草の賑わいを見慣れている者にとって、ちょっと寂しい境内の方が鎮守の杜
として御利益が多いようにも思われましたよ。本殿を写していると、七五三のお
祝いにやってきた女の子がカメラの前でポーズをとってくれました。綺麗な着物
を写して欲しかったのえしょうね。この写真、あほまろが頼んで撮らせて貰った
訳じゃないのですよ。ヤラセじゃないことを書き添えておきます。
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 最近地下鉄の駅で良く見かける「東京日和」の宣伝、とっても奇異ですよね。
新宿御苑の公園でくつろぐ人々の後ろにそびえるNTTドコモのビルをエンパイ
アステートビルに見立てて「ニューヨークに行くのはやめた」。隅田川の屋形船
が吾妻橋を潜る光景には「ベニスに行くのはやめた」。そして、雷門を写した写
真には「パリに行くのはやめた」。一瞬なぜパリ?考えてしまいましたよ。雷門
を凱旋門に見立てたのでしょうね、きっと。
 実は、明治38年には、日露戦争の勝利を記念した凱旋門がこの場所に有った
のですよ。高さ20メートル、幅15メートルととっても立派なもので、今でも
古い絵葉書に残っています。
 どうせやるなら、そんな古い写真との対比の方がおもしろかったかもよ。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数34枚