平成16年(2004)7月24日 土曜日

- 公園デビュー -

 いつまで続くのでしょうねこの暑さは・・・。窓を開けた途端に飛び込んでく
る熱郛の凄まじいこと、せっかく冷えていた室内の温度もイッキに上がってしま
いそうですよ。
 今朝のモモちゃん、歩くのが嫌なのかとにかくすぐに座り込んでしまいます。
おかげで、浅草寺を訪れる観光客の格好の被写体になっていましたよ。
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 こんな日でもクーラー効いたの家の中でじ〜っとしていられない連中があちこ
ちにたむろしています。特に休日とあって高校生が目立っていますよ。街のあち
こちに座り込んでジュースを飲みながらいったい何の話をしているのでしょうか
ね若者たちは・・・。
 観音堂の西側の日陰には連日暇をもてあましているのであろう、昔若者だった
連中だけのたまり場になっている場所があります。
 世間話が楽しいのか、はたまた家でもてあまされているのか、午前7時を過ぎ
たころから自転車でやってくる顔ぶれは毎日同じなのです。場所も決まっている
ようで、遅れてやって来る仲間のために場所を空けているのです。そんなの知ら
ないで時々やってくる観光客、そりゃ可愛そうなくらいつっけんどんに追い払わ
れてしまうんですよ。
 いつだったか、どっかの団地で公園デビューの難しさを取材したテレビ番組を
思い出しますね。子供がちょっと歩けるようになると、近所の公園で遊ばせたく
なるのは誰も一緒ですね。子供を連れて公園で知らない人に、「こんにちはぁ〜
」と笑顔で挨拶すれば、みんな「こんにちは」ぐらいは返してくれるものです。
 そんな感触をつかんだら、まずは一番偉そうにしているお母さんの子供に、「
お名前は?」とか聞いてみましょう。でも、「いい感触をつかんだら」というの
が絶対重要だそうです。相手が話したがっていないのに、妙に馴れ馴れしいのも
は禁物。そう、初対面の人にいきなり馴れ馴れしくされることを嫌がるお母さん
がいるから公園デビューは難しいのです。また、「公園の世界」では親の名前も
職業もましてや階級も必要ないのです。
 必ず、“○○ちゃんのお母さん”と子供中心の会話が必要なのですよ。まるで
飼い犬の世界と同じですね。あほまろだって、境内では“モモちゃんのお父さん
”で通っているんですから。
 じゃ、浅草寺西側に集まっている連中はいったい、何が切っ掛けで集まって来
るのでしょう。犬を連れている訳じゃなし、何か共通の話題が有るのでしょうか
ね。あほまろは特に仲間に入りたいとは思っていないのですが、毎朝顔を見てい
るオッさんにそれとなく探ってみました。
 “別に何の話題も無いのよ、この年になると何処にも居づらくなった連中がま
だ生きてたな、なんて確かめあっているだけなんだよ・・・”、なるほどねぇ、
この仲間に入れる条件ってのは、“この年”だったって訳ですね。そんな会話の
最中に汗だくで自転車をこいでやって来たオッサン、開口一番嫁の悪口。
 ぼ〜っと空を見上げていた連中も一斉に集まってきましたよ。そう、ここでは
、嫁の悪口を言える人が仲間なのかも知れませんね。“俺だけに生のトウモロコ
シを食わせやがった”そんな内容ですけど・・・さ。
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 昨日、我が家の別荘の立て前が終わりました。写真に写っている祈祷を受けた
御幣と角樽がお解りになりますか。基礎の柱が完成し、これから内装工事が始ま
るのです。
 実はこれ、模型の家なのです。桶職人で精密模型細工でも有名な三浦氏に依頼
して制作している江戸時代の三井両替商の20分の1の模型なのです。銭を収集
するあほまろにとって、銭に関するもの総てに興味を持ってしまうんですよね。
どうしても、江戸時代の両替商の全貌を模型で復元してみたかったのが、縁あっ
て三浦氏と知り合ったことで、想いが実現したのです。
 模型の完成は来年の春ころ、小さい分だけ実際の家を造るよりも手間がかかる
のだそうですよ。今日は、全体像(約1メートル四方)の写真を撮影してきます
。これからの制作過程は、このページでも紹介いたしますね。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数43枚