平成16年(2004)6月16日 水曜日
- 奥山金龍門 -

 お天気は良いのですがちょっと風が強いのかな。時々吹き抜ける風が肌寒く感
じるのです。天気予報によれば28度まで上がるなんていってましたけど、本当
でしょうかね。最近の天気予報は結構いい加減なのですよ。
 なぜいい加減なのかといえば、テレビ局が独自に抱えている気象予報士が問題
なのです。この気象予報士の制度が出来る前までは、各局とも気象庁が発表する
予報を信じて放送していたので、当然ですがどの局の天気予報も当たるときは当
たり、外れるときは全局外れ。
 ところが、最近では気象庁のデーターを分析する気象予報士の判断で予報を出
せるようになったおかげで、どの局も予報はバラバラなのです。まるで、毎朝の
ワイドショーでやっている「今日の占い」みたいですよね。
 もちろん占いとは違って、雨や嵐が晴天になることはないのですが、各局でバ
ラバラになるのは予想気温が多いようです。昨夜のNHKでは東京の最高気温が
26度、テレビ朝日では24度、TBSでは25度とのこと。どれを信じるのか
は視聴者の判断に委ねるってことなのでしょうかね。最も、これらの予想はみん
な同じ時間に放送された訳じゃないので、刻々と変わるデーターではしかたが無
いのかも知れませんね。現実、今朝のテレビ朝日では26〜27度になってまし
たよ。こんな調子で降水確率もバラバラなのです。困った困った・・・。
 明治17年の今日、日本で最初の天気予報が出された「天気予報記念日」です
。日本最初の予報は、
 午前6時
 「全国一般風ノ向キハ定リナシ天気ハ変リ易シ 但シ雨天勝チ」
 午後2時
 「変リ易キ天気ニシテ風位定ラス 且雨降ル地方モアルベシ」
 午後9時
 「中部及ビ西部ハ晴域ハ好天気ナルベシ 北部ノ一部ハ天気定ラス 一部ハ曇
  天又ハ烟霧ナルベシ」
だったそうですよ。なんだか100年以上も経った今の天気予報と、なんら変わ
るところ無しって雰囲気じゃありませんか・・・・。
------○------
 奥山の五重塔通りに出来た新しい門の名前が決まったようです。手前浅草寺寄
りの門が「奥山金龍門」、六区側の門が「奥山大木戸」です。改めて決まったと
言われても、なんら新しい感じがしないんです。だって、これが新築される経過
で使われていた仮称そのままのネーミングじゃないですか。とりあえず、手前は
金龍門で、六区側は大木戸と称しておきましょうなんて言ってましたからね。
 茶番劇でも、命名者が誰であったのかを後世に残し伝えなければなりません。
昨日、ネーミング抽選会が行われ「奥山金龍門」と「奥山大木戸」の命名者が決
まったそうですよ。良かった良かった・・・。
------○------
 もうこんな時期になったんですね。浅草神社に茅の輪が設置されました。この
茅の輪は、今年の正月から六月までの半年間の罪穢(つみけがれ)を祓う、「夏
越しの大祓(おおはらえ)」に使用されるものなのです。茅の輪をくぐることに
よって、疫病や罪蔵が祓われるといわれています。
 茅の輪のくぐり方の礼儀は、「水無月の夏越しの祓する人はちとせの命、のぶ
というなり」という古歌を唱えながら、正面で一礼し左まわり・正面で一礼し右
まわり・正面で一礼し左まわりと、八の宇を書くように三度くぐり抜けるのだそ
うです。毎年この時期に同じことを行っているので、モモちゃんも何の迷いも無
くあほまろの後に付いて同じ儀式を行っておりました。
 芽の輪の起源については、善行をした蘇民将来(そみんしょうらい)が武塔神
(むとうのかみ=すさのおのみこと)から「もしも疫病が流行したら、茅の輪を
腰につけると免れる」といわれ、そのとおりにしたところ、疫病から免れること
ができたという故事に基づいているそうですよ。
 蘇民将来(そみんしょうらい)ってどっかで聞いた名前、そういえば、伊勢の
家々にそんな注連飾りが祀ってありましたね。病除けの神様だったような・・・
。あほまろとモモちゃん、こうして心身ともに清らかになって、あとの半年間を
新たな気持ちで迎えることにしたのでした。明日も潜るよ・・・。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数19枚