平成16年(2004)5月31日 月曜日
- そろそろ -

 またまた暑い朝になりました。でも、風が有るだけ昨日の真夏日よりはましで
すが、時折強く吹く風で何も無くなってしまった浅草寺境内に土埃が舞い上がり
、その埃をみんな、汗で湿った身体で受け止めなければいけないのです。おかげ
で、背中までジャリジャリ、メガネもカメラも埃だらけ。モモちゃんも横を向き
ながら歩いていましたよ。
 天気予報によると、そろそろ関東地方も梅雨の季節がやってくるようですね。
昨日の暑さも梅雨前線と南からの高気圧が複雑に絡み合ってもたらした陽気だっ
たようです。その高気圧で北に押しやられてしまった梅雨前線がいよいよ今日あ
たりからゆっくり南下してくるそうで、東京も午後から雨になるそうです。
 本格的な梅雨に入る前の今頃を梅雨のはしりというそうです。一般にはその後
しばらく晴天が続いた後、本格的な梅雨にはいるそうですが、年によっては梅雨
のはしりが長引き、そのまま梅雨にはいることもあるそうです。今年の梅雨は、
後者のようで、今日からなんとなく梅雨に入っていくのかも知れませんね。
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 特に大きな行事の無い今月の浅草では、あちこちで塗装や補修工事が行われて
おります。仮説の屋根が取り付けられた仲見世では、錆び付いた屋根の基礎部分
のさび止めの下塗りがようやく完成し、上塗り作業を開始したようです。本当は
梅雨に入る前に完成させたかったと業者の方がぼやいていますが、全長250メ
ートルの商店街に沿っての作業、やはり週末の混雑時は商売優先なので、作業は
遠慮して欲しいといわれているのでしょうかね。
 全体がさび止めで朱色に塗られた仲見世を見ていると、本来の緑の塗装よりも
商店街の雰囲気にマッチしているようにも見られるのですけどね。なぜ、緑にす
るのでしょうかね。
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 明日からいよいよ6月ですね。6月といえば20日は「父の日」です。これも
、母の日があって父の日がないのはおかしいということで、アメリカの一夫人が
男手一つで育ててくれたお父さんに感謝するパーティーを開いたのが始まりなの
だそうです。その後、1934年に父の日委員会が結成され、母の日にならって
6月の第3日曜を父の日に制定したのです。
 この「父の日」が日本で一般的な行事になったのは昭和28年からです。母の
日のカーネーションに対して父の日のシンボルは白いバラとされていますが、特
に決まりはありません。日頃一生懸命働いてくれているお父さんに感謝して、プ
レゼントを贈ったり家族でお食事会、なんてのを行っている家庭は多くは無いで
しょうね。なんたって、母の日に比べて知名度の低い記念日なのですから。まる
で、バレンタインデーのお返しで設定されたホワイトデーみたいな存在。
 あほまろが父になってからのことを振り返ってみても、白いバラなんて貰った
ことも、父の日のお食事会なんてのも記憶が無いのですよ。でも、母の日には家
族で外食したり、息子がカーネーションを買ってきたり、いったい誰が働いてお
前らを食わせているんだよ!なんて愚痴の一つも出てきそう。
 元々、父親ってのは感謝の対象物じゃないのですよね。戦争中に敵の弾丸で倒
れた人達はみんな「おかあさん!」って叫んで去っていったとか。本来なら、「
天皇陛下万歳!」って言えと教育されていたっていうのにね。たぶん、たぶんで
すけど、息が絶える間際に、「お父さん!」って叫ん死んでいった人より、「天
皇陛下万歳!」って言った人の方が多いのでしょうね。きっと・・・。
 父の日が近づくと、紳士用品屋さんの宣伝だけが目に付くようになります。貼
られたポスターの「もらう人も、あげる人もみんなうれしい」なんて喜んでいる
お父さんの姿を見ていると、男女を特定しない「両親の日」なんて記念日にした
方が良かったのじゃないでしょうかね。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数15枚