平成16年(2004)5月17日 月曜日
- 祭りが終わって -

 祭りの跡はゴミだらけ。
 とうとう終わってしまったんですね。何か気が抜けたようなあほまろですが、
浅草に住む者みんなが同じ気持ちで朝を向かえているのでしょう。朝のご挨拶で
も、“おはよう”の次に出てくる言葉は無いのです。なんとなく表情でそれを伺
うことができるのですが、みんな寂しくて声になんて出せないのですよ。たとえ
声に出したとしても、“あーあと一年待たなければならないんだね・・・”。そ
んな嘆き声だけなのでしょう。
 今年の三社祭は、天候の影響で前年より約20万人少ない約85万人(浅草署
調べ)の観客が、勇壮な江戸神輿に歓声をあげておりました。あほまろの秘密基
地の有るビルは雷門通りに面しており、お祭りの最中には大勢の方がいらっしゃ
いました。なんたって、昨日の日曜日は雷門通りがお祭り広場に開放され、一日
中御神輿が耐えることなく練り歩いておりました。
------○------
 でも、モモちゃんにとっては迷惑なイベントだったようです。ひっきりなしに
出入りする知らない連中と、開け放たれたベランダのドアから飛び込んで来る騒
音(犬には)。あっちに行ったり、こっちに行ったり、なんとなくソワソワして
いるのです。いつもはドアの外に誰かが居ると吠えて教えてくれる番犬なのです
が、どこで誰に吠えたら良いのかパニックになっていましたよ。
 でも、知らない人からビールのおつまみを貰ったり、そんな雰囲気に慣れてく
ると結構モモちゃんなりに三社祭を楽しんでいたのかもね。
 来年の三社祭を楽しむために。頑張らなくっちゃ。
------○------
 今年も精力的に走り回った三社祭の三日間でした。今回の撮影総数は2834
枚、容量にして14ギガになっております。写真を撮ってハードディスクに詰め
込むのはなんら面倒な作業ではないのですが、一覧で見られるように整理するの
がこれまた大変なのです。撮ったすぐ後に整理をしておかなければ忘れてしまい
そうなので、とりあえず大まかなコメントを記載するのと、このホームページを
期待してお待ち頂いているみなさんに提供する写真館作成なんて作業が待ってい
ます。
 そんな間にも入れ替わりやって来るお客さんとの会話も楽しまなければならな
いし・・・、あーぁ、三社祭ってなんて忙しい日なんだ・・・。
------○------
 おまけ{たとえばあほまろ by 三社祭}
 長くなってしまったので読まなくても結構ですよ。
5月14日 金曜日
 目覚めの早い朝でした。7時半には散歩を済ませ、早めに事務所に出かけて三
社祭のためカメラ機材を準備。ホームページの写真館用のテンプレートなどを作
成しているあいだに、こんな日に限って訳の分からない電話の応対でいらいら。
 午後1時、1時半出発の大行列を撮影するために観音裏の見盤前に出向く。来
客予定があるので浅草寺本堂までは行けなかった。その日のうちに写真館に速報
として公開する。
 夕方から観音裏の草津亭で三社祭の集いに出席し、その後あほまろの師匠、三
遊亭円歌と二人で二次会を楽しんでいるところにお偉い方からお話したい事が有
るので来いといわれ、師匠と別れて別の料理屋さんに出向く。帰りは11時頃だ
ったかな。
5月15日 土曜日
 祭りの朝は目覚めも早い。なんとなく寝不足だが早めの散歩を済ませ、祭り装
束に着替える。一年ぶりに着る衣装なので、パッチのはき方を忘れてしまった。
前日の大行列写真を公開したためか、アクセスカウンターがイッキに伸びている
、おまけに五並びも達成したようだ。三社祭の宵宮に縁起が良い。
 午前9時、事務所に友人の町田夫妻がやってくる。あほまろは担ぐことはしな
いが、町田夫妻は絶対に担ぐぞと息巻いている。全員で雷門西部町会の半纏に身
を包み、近所の散策に出かける。町中に半纏姿の連中が溢れ出してくる。気の早
い雷門中部町会の神輿が並木通りを練り歩いていた。雷門西部町会は午後11時
から。ちなみに町田氏とは風呂と納豆と色々なモノの専門家。
 午後11時今年始めての西部町会神輿が発進。町田夫人は最初から肩を入れて
いる。町内を一回りして、観音裏までの連合渡御。あほまろは助手の古麻呂と先
回りしてどんどん観音裏に集まって来る神輿を撮影。町田夫婦は延々担ぎっぱな
しだったそうだ。
 事務所で昼食後、再び近所の盛り上がりを撮影。夕方から、宵宮でもう一度観
音様までの渡御に同行撮影。終了後、明日の宮出しのビデオ撮影を依頼している
者と合流で、近所の寿司屋で夕食。それで止めておけば良かったものを、誘われ
るまま、隣町の床屋の秀さん家を訪れてしまったのが敗因。全員飲み過ぎてしま
うが、あほまろだけはまとも・・・
5月16日 日曜日
 午前2時45分にかけておいた目覚ましに気付き、二日酔いで泥酔している連
中を叩き起こす。早々に準備を済ませ、コンビニでおにぎりとお茶を買って、三
社苑屋上に急いだのだが、残念ながら一番乗りは出来なかった。既に2名の先客
がお待ち。でも、結構良い場所が取れたのだが宮出しが始まる頃から雨が本格的
に降り始める。ずぶ濡れになりながらも、カメラだけは助手に守らせて無事終了
する。この雨でアルコールも洗い流されたようだ。
 事務所で日記の更新と写真の整理を済ませ仮眠でもと思っているところに、ま
た三社祭見物のための来客が大挙して訪れてくる。朝っぱらからビールで盛り上
がっているが、あほまろにはまだ大切な仕事が残っているので、勝手にやってて
もらう。
 寝不足の助手を連れて事務所前のお祭り広場を右往左往しながら撮影。西浅草
のモンモン神輿を撮りに行こうと思ったが、途中から激しくなった雨のため中止
し、事務所で写真の整理。面倒くさい時は事務所のベランダから俯瞰で撮影する
が、やっぱり下に降りたくなるのか行ったり来たりを繰り返す。
 雨が小降りになって人が溢れてくるころ、睡魔が襲ってくる。そんな時のため
に用意しておいた畳一畳の寝室。毛布に包まれて小一時間仮眠。その間にも誰か
がやって来ているようだが無視。
 夕方は本社三之宮が我が町会にやってくる、今年は宮出しが遅れたため予定の
二時間遅れ。この日もどうしても本社神輿を担ぎたいと町田氏がやって来た。雨
は益々強くなってしまい、宮入り前にカメラを壊していけないと、撮影は中止し
町内の若い者に町田氏をよろしくと渡御の列に入れてもらい、事務所に帰って宮
出しの写真集を完成させる。
 町田氏は延々30分以上も本社を担いだと喜んで帰ってきたが、愛犬の散歩が
有るとそそくさと帰っていった。彼は本当に本社神輿を担ぐだけでわざわざ目黒
からやってきた好き者だったわけだ。
 午後8時、助手の古麻呂を連れて浅草神社境内に向かう。こんな時間になって
もまだ雷門通りはお祭り広場の歩行者天国。それを知らないで入って来る車も多
いようだ。宮出しで一緒に濡れた新聞社のカメラマンもまだ頑張っている、お互
い軽く会釈をするが何かライバル感。
 午後8時30分二之宮が帰って来る。ほとんど予定通りだったようだ。続いて
一之宮が入って来たのはそれから30分も経っていない。宮出しが遅れたことが
渡御を急がせたのだろうか、てっきり2時間遅れを覚悟していたっていうのに。
 続いて、一番遅れていた三之宮も田原町の相沢鳶頭の音頭と共に帰ってきた。
写真館でこれらの詳細を明記するので、ここでは省略。総てが終わり事務所に帰
って来たのは10時半。これも予定よりうんと早い。忘れないうちに写真の整理
を済ませ、11時に帰宅。サッとシャワーを浴びてビールを飲んで長い一日が終
わった。
 あー、来年の三社祭が待ち遠しいですね・・・・。

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数 54枚
Canon EOS 1Ds
三社祭撮影総数 2834枚