平成16年(2004)3月23日 火曜日
- 春うらら -

 「春うらら」なんて表現は小春日和でポカポカ陽気をいうのでしょうが、北関
東では、時ならぬ大雪に見舞われたというのに、高知競馬ではデビュー以来の連
敗が続く「春うらら」で盛り上がっていましたね。
 弱くても一番人気、高知競馬始まって以来の入場者を数え、地方競馬としては
異例の馬券全国販売。負けることを期待しながら馬券を買う・・・、かつてこの
ような競馬が有ったでしょうか。
 一生懸命に走る姿が、見る者の思うにまかせない人生の憂いを教えてくれてい
るのかもしれませんね。
「つらきをも うらみぬ我にならふなよ 憂いき身をしらぬ人もこそあれ」
(新古今和歌集)
 スーパーの長崎屋が、テレビCMに起用することになったそうです。“一生懸
命な姿で日本中を元気にしている”と、経営再建中の同社のシンボルにふさわし
いと判断した。そうです。
 疾走する「春うらら」と、お買い得品を目がけてセール会場に殺到する消費者
を重ね合わせ、“勝利”の喜びを分かち合う内容になるのだとか。勝利を経験し
たことにない「春うらら」と、負け組スーパの「長崎屋」これからも益々負けが
増えていきそうな予感も漂っているのですけどね。
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 出かける間際まで降っていた雨も小降りから徐々に止んできたことを幸いに、
傘を持たずにモモちゃんとの散歩に出かけたのでしたが、やっぱり途中でまた降
られてしまいました。たいして強い雨じゃないので、そのまま濡れながら散歩を
続けてしましましたが、帰って来てパソコンの電源を入れた途端に寒気で身震い
が・・・、風邪でもひいてしまったら大変、大変。久しぶりに部屋の暖房を入れ
てしまいました。この雨は今日一日降り続くとのこと、せっかく咲きかけている
桜もかわいそうですね。
 伝法院の前の桜は、昨日来の雨ですでに散ってしまった花もあるようです。蕾
のまましがみついている花、完全に開いている花、すでに散ってしまった花。一
本の木であっても様々な咲きようは、「春うらら」と同様に、見る者の思うにま
かせない人生の憂いを教えてくれているのでしょうかね。
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 あほまろのページのリンクも貼ってくれている、「テプコ浅草館」では、「浅
草上野いまむかし展」が開催されております。明治大正時代の古い貴重な絵はが
きを中心に、現在の写真とを比較しながらの展示が行われております。関東大震
災で倒壊した日本最初の高層建築「凌雲閣」や、雷門の無い雷門風景等々古の浅
草の繁栄を十分に知ることができる展示会なのです。
 この展示会は、4月4日(日)まで、入場料は無料で開放されております。
 次回は、 『歌舞伎写真ひとすじ〜福田尚武写真展「平成中村座」〜 』
 歌舞伎一筋に40年の歌舞伎写真家福田尚武氏の写真展が開催されます。昨年
浅草寺奥山で開催された「平成中村座」の過去四年間の名場面をはじめ、歌舞伎
の感動舞台を隅から隅まで紹介した熱気・迫力をお楽しみ頂ける写真展のようで
すよ。(テプコホームページより)
 浅草にお越しの節には、ちょっと足を伸ばしてテプコ浅草をのぞいてください
ね。
 浅草神社を囲む石垣を補強する工事が始まりました。補強するといっても、別
に太くする訳じゃないのです。実は、三社祭の宮出しの時に壊れないようにする
ための工事なのです。三社祭までまだ2月もあるのですが、これだけじゃ無く、
他にも色々準備をしなければいけないので、早めに済ませてしまうのでしょうね
。まだ桜も終わっていないのに浅草の喜びを分かち合う三社祭・・・。小雨の中
でも、ちょっとワクワク感が・・・。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数32枚