いよいよ東京の桜が開花したようです。今朝のテレビで愛宕山の桜が数輪咲い
ている様子が映し出されていました。この調子じゃ隅田公園も咲いているかも、
モモちゃんを連れて真っ先に隅田公園に向かったのですが、こちらはまだ開いて
おりませんでした。でも、写真でご覧の通り今にも開きそうな気配なのです。
今朝もとっても暖かい朝なので、この調子じゃ今日中に開いてくれると思います
よ。桜の到来で、なんとなくウキウキしてしまうのはあほまろだけじゃないよう
です。朝からカメラを持った方々数人が桜の木を見上げて歩いておりました。
暖かくなると平日の朝から浅草寺を訪れる人が多いようです。雷門前では、札
幌からやってきたという高校卒業旅行の女性たちが記念写真を撮っていました。
みんなで撮りたいのでシャッターを押して欲しいと頼まれたのですが、全員で大
提灯に向かってジャンプをしている瞬間を狙ってくれというのです。
6名全員がかけ声に合わせて一斉に飛び上がるのですが、バラバラ。デジカメ
の画像をチェックしながら、何度も何度もタイミングを合わせて飛び上がるので
すが総てバラバラ。いい加減にしてくれよって言いたくなりましたよ。
あほまろの写真が気に入らなかったのか、今度は彼女たちだけで飛び上がって
いました。朝っぱらから元気ですね。それにしても、卒業旅行っていったら普通
は大学を卒業して晴れて社会人になる前の最後の自由を味わうのが目的の旅行で
はないでしょうかね。
東京はまだ良い方、他の友達はアメリカ旅行に行っているんですよ、なんて言
ってますが、札幌から東京まで4泊で遊びに来る予算は6万円くらい。もちろん
全員が親から貰ったっていってました。
“なぜ浅草寺に来たの?”、あほまろが必ずする質問です。“東京で一番有名
な観光地だから”とか、“修学旅行の思い出の地だから”って答えが多いのです
が、この子たちの答えは、“浅草寺に来たのじゃなくて、浅草に来たかったの”
って答えが返ってきたのです。
今まで、“観光客は浅草と浅草寺は一体と思っている”との先入観を持ってい
たあほまろでしたが、ひょんな答えにためらってしまいました。昨年、修学旅行
で浅草に来た時に、友達数人で江戸の名残を探して歩いたのが楽しかったので、
もう一度来てみたかったのだそうです。
今日もこれから、観音様をお詣りして、六区を抜け鳳神社から吉原まで歩いて
みるのだそうです。高校では歴史サークルに所属し、江戸の文化を中心に研究し
ていたそうで、修学旅行の時に行けなかった場所も訪ねてみるのだそうです。見
せてくれたカバンの中には分厚い歴史資料がいっぱい入っています。おまけに、
あほまろのホームページのコピーまで有るじゃないですか。
彼女たち、あほまろが自己紹介をしなくても、モモちゃんを見た瞬間から知っ
ていたそうでした。
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昨日の日曜日、女房と二人で荒川区の路地探訪にいってきました。三ノ輪から
三河島、日暮里と歩いたのです。この一帯は戦争の被害が少なかった場所で、ま
だ江戸時代に建てられたと思われる蔵も残っています。
二階のベランダいっぱいに乾されている洗濯物が並ぶ昔ながらの狭い路地です
が、昔とちょっと違って見えるのは、どこの路地にも子供達の遊びが無いのです
。少子化社会がそうさせたのか、遊びの多様化で外には出なくなったのか、我々
の子供時代とは大きく遊びの内容も変わってしまったようです。
また、驚いたことに路地ですれ違う連中や、公園で子供を遊ばせているお母さ
んたちの喋っている言葉が韓国語なのです。表通りにはハングルで書かれた看板
も多く見かけられ、古くから残った純日本的な風景とはかけ離れた雰囲気になっ
てしまったようです。
こんな町のもう一つの不思議発見。所狭しと張られているサラ金やローン会社
総ての看板の電話番号が黒く塗りつぶされているのです。ライバル会社の仕業な
のか、それとも単なるイタズラなのかは不明ですが、御丁寧に掲示板の封筒に入
れてあるパンフレットの電話番号まで墨が塗られているのでした。
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