寒さは続いています。今朝は東京の郊外で雪がちらついたとか。春だというの
におかしいですね。でも、昨日気象庁の桜の開花予想によると、東京、横浜、高
知、福岡は最も早い２０日の開花が予想さるそうです。昨年同様、入学式の桜が
見られなくなってしまうんですね。桜の花芽は冬の低温にさらされると休眠から
覚めるとされ、九州・四国は今年１月までの気温が高かったため、開花日が東日
本より遅いのだそうです。これと同時に、東京では２月の気温が高かったために
早まったのだとか。何か意味不明な説明が並べられていますが、やっぱり２月は
寒くなくっちゃいけなかったのですね。
　昨日の日記で、雷門通りの街灯のデザインを“太極印”と書いてしまいました
が、よく見ると“ハト”が描かれているのです。そうです、浅草といえば浅草寺
、浅草寺といえばハト。今までは誰もが連想したのでしょうが、境内には数羽の
ハトが寂しくエサをくれる人を待っているだけ。今年の初め、糞公害を名目に、
総てのハトが境内から追い出されてしまったのです。
　新しく並んだ街灯を眺めていると、今は亡きハトたちに捧げるモニュメントの
ようにも見えてくるのでした。この街灯は、ちょうど桜の開花時期の完成を予定
しているそうです。
　「春の火災予防運動」の期間中、浅草神社正面の狛犬に「火の用心」のたすき
がかかります。このたすき、毎朝日本堤消防署の職員によって取り付けられ、夕
方仕舞われます。今朝作業をしている職員の方に聞いてみると、こんなものでも
架けっぱなしでいるとイタズラされたり持っていかれたことが有ったそうです。
まったく変な世の中になってしまったものですね。
　今朝のニュースでも、最近は他人の家の郵便物の宛先を勝手に変えてしまうイ
タズラが多発しているのだそうです。郵便局の窓口に行けば転居届の用紙が自由
に使えるのがイタズラを誘発しているのでしょう。転居届けは、住民票と連動さ
せるなどの対策をとらなければ、誰でも勝手に提出することができる盲点を突い
たイタズラ。こんなこと今頃になって気付いたのでしょうかね。ストーカーの連
中はとっくに利用していたって事件も有るのですから、早めに手を打っておかな
ければいけませんよ。
　一昨日の火事で全焼してしまったスーパーマーケット。販売していた商品や備
品などは保険も出るだろうし、新しく仕入れることもできるのでしょうが、この
中で営業していたクリーニング屋さんが扱っていた商品はお客様から預かった物
なのです。
　すすだらけで真っ黒になってしまったスーパーの前を歩いていると、いつもモ
モちゃんに声をかけてくれる女子高生と出会いました。火事の恐ろしさを話して
いると、彼女も今回の火事で被害に遭ったひとりだったのです。制服と普段着の
２着を預け、火事の日に完成する予定なので前日の夜に、ここに運ばれてしまっ
たそうです。
　クリーニング屋さんは当日から燃え残った商品搬入口でお客様の対処をされて
いましたが、燃えてしまった商品は対価で保証するしかないといっているそうで
す。“お金で貰っても・・・、亡くなったおばあちゃんに買ってもらった大切な
ドレスは戻ってこない・・・”。ひな祭りのパーティで着ようと、クリーニング
に出してしまったのだそうでした。