平成16年(2004)2月11日 水曜日
- 静かな雪国 -
建国記念の日

 氷点下の札幌ですが、体感温度は東京より暖かい感じなのです。歩いていても
特に寒さを感じないのは何故でしょうね。日中日がさしている場所は、どっちか
というとポカポカ陽気でもあるのです。
 札幌雪祭りは今年で55回目となり、それを記念して大通りのメイン会場には
、ゴジラ松井の大雪像が登場しました。ニューヨークを背景にバットを持って得
意そうな松井、その真正面には、松井の活躍を邪魔しようと悪事を画策している
様相のキングボンビーの大雪像。この対比ってとってもユニークでしたよ。
 札幌の多くの人たちの本音は、野球といえば今年からやってくるファイターズ
なのです。今年も企画段階で何故ファイターズを取り上げなかったのかとの声も
多かったそうです。やはり、松井よりもこれから札幌をベースに活躍するファイ
ターズに期待する声を大雪像に込めて欲しかったですね。松井より、新庄ってほ
うがよっぽど盛り上がったのじゃないでしょうか。
 いよいよ来月6日から始まるオープン戦、念願のプロ野球誘致で盛り上がる北
海道民の期待が町のあちこちで見られるようになりました。雪祭り会場でも、「
札幌の母さん勝手に応援隊」なんてのもPRをしておりましたよ。
 今朝の朝刊によると、今日、最終日を迎える札幌雪まつり。会期中はおおむね
穏やかな天候に恵まれたのですが、人出は伸び悩んでおり、実行委員会の発表に
よると、昨年の来場者数を大幅に下回る見込みとコメントしておりました。昨日
までの大通り真駒内両会場の来場者数は、昨年同期より七万九千人少ない百八十
八万四千人。最終日の十一日も前後が平日となったことから大幅な人出の伸びは
見込めず、昨年の来場者の合計二百二十三万三千人を下回るのが確実とのことで
した。
 でも、二百二十三万三千人って人数は結構すごい数字ですよ。浅草の三社祭に
やって来る人たちとほぼ同数ってことになるのですから。
 今朝も早起きしてモモちゃんの居ない散歩をしてきました。平岸の自宅からち
ょっと先の豊平川まで歩いたのです。秋になると鮭が上るので有名なこの川も、
両岸は雪に覆われ、河川敷では歩くスキーの練習が行われていました。橋の上は
交通量が多く、雪を積んだダンプの隊列も通っています。深い雪の壁に吸収され
てしまうのか、それがまるで無声映画を見ているかのような、また電気自動車で
有るかのような、とっても静かに通り過ぎて行くのです。
 札幌に住んでいたころには気付かなかった新たな発見にちょっと感激。総ての
騒音を包み隠してしまう静けさの中の雪国の街。生活の騒音が聞こえてくるよう
なった時、どじょっこだのフナっこだのが“春が開けた”って思うのでしょう。
久しぶりの雪の札幌。もう一度住んでみたい・・・。あほまろの故郷なんですか
ら当然でしょうね。明日はモモちゃんと浅草の散歩ですよ。

昨日と今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数88枚