平成16年(2004)1月8日 木曜日
- 「おばさん」 -
 “天気晴朗ナレド風ツヨシ”、北風がとっても寒い朝になりました。雷門通り
に付けられていた注連縄や門松の取り外し作業が行われています。また、家々の
注連飾りもどんどん無くなってしまいました。浅草寺境内では、賑わっていた出
店もすっかり姿を消して寂しい境内を吹き抜ける北風で、おみくじが紙吹雪のよ
うに舞っています。せっかく引いたおみくじの内容が気に入らなかった人達が、
その場に捨てていったのでしょう。その証拠に、宙を舞っているおみくじのほと
んどが「凶」なのです。
 おみくじには、大吉、中吉、吉、小吉、末吉、凶、大凶、それと場所によって
は、大大吉や大大凶なんてのも有るようですね。
 あほまろも毎年元旦だけはおみくじを引くのです。今年の運勢は第六十八番「
吉」と出ました。それも、今まで見たこともない素晴らしい内容が書かれている
のです。「願望:叶うでしょう」「病気:治るでしょう」「失物:出てくるでし
ょう」「待ち人:現れるでしょう」「新築・引越:良いでしょう」「旅行:良い
でしょう」「結婚・付き合い:すべて良いでしょう」。どうですか、一緒に引い
た娘の「大吉」より内容が良いのです。その辺に結んでしまうのはもったいない
ので、今も大切に机の前に貼ってあります。このウンを失わないように、今年は
絶対に他のおみくじは引かないつもり。
 もうすぐ成人式ですね。今朝の朝刊に、とってもユニークな新成人意識調査が
掲載されています。新成人に、「おじさん」「おばさん」と呼べる人の年令を答
えてもらう調査なのです。
 「おじさん」は40才から、「おばさん」は30才から。「おじさん」と判断
する理由では体形で、「おばさん」では肌やしわなど外見を基準とした回答が多
かったようです。特に、「おばさん」と呼べる人は、「むちゃをしなくなる」「
ずうずうしくなる」「格好を気にしなくなる」そんな人だそうです。
 20才の人だって、あと10年で「おばさん」と呼ばれる世代になってしまう
ってのを知っての回答なのでしょうか、「おじさん」の40才は良いとしても、
「おばさん」の30才ってちょっと早いんじゃないでしょうかね。
 ところで、叔父さんとか、叔母さんとは意味が違う、日本独特な表現の「おじ
さん」「おばさん」を英語に訳すといったいどんな言葉が妥当なのでしょうか。
漢字で表現すると、「小父さん」、「小母さん」ですが、辞書を調べてみても、
小父さん=Sir; Mister. 
小母さん=a lady; a woman.
 ちょっと意味が違うんじゃないでしょうかね。子ども達はきっと、「年寄り」
を意味する言葉として使っているのじゃないでしょうか。いわゆる「ジジー」、
「ババー」と同じなのかも。
 新成人を迎えるみなさん。あほまろのような年の人に「おじさん」と呼んでも
結構ですが、いくらずうずうしくても、30才の女性に「おばさん」なんて言う
のは可愛そうですよ。藤原紀香さんや、飯島直子さんだって怒りますよ。
 この調査は、なぜか時計のセイコーがインターネットで実施したそうです。時
計屋さんだけあって、「時間を買えるとしたら、24時間をいくらで買うか」な
んて質問もありました。「1万円」「1000円」「5000円」の順番だった
そうです。買った時間の使い方は「睡眠」「リラックス」「勉強」なんて回答、
新成人っていっても、まだお子ちゃまなんですよね。まだ「ガキ」かな。
今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数26枚