2003年11月3日 月曜日
文化の日


今朝の写真
KONICA KD-500Z
撮影枚数37枚

文化の日

 「自由と平和を愛し、文化を進める日
」として国が制定した国民の祝日、「文
化の日」です。この日は、戦争放棄・主
権在民・基本的人権を宣言した新憲法が
公布さ、これを記念して平和への意思を
基盤とする文化を発展、拡大させようと
いうのがその趣旨だったのです。しかし
、それ以前のこの日は、明治節と呼ばれ
る明治天皇の誕生日でした。「文化の日
」と明治節とは無関係であると定められ
たのですが、戦争放棄・主権在民・・・
、等を訴えて制定した日にしては、なん
となくうさんくさいですね。
 また、文化勲章は昭和12年に制定さ
れ、紀元節(2月11日)、天長節(4
月29日)などに表彰式が行われてきま
したが、戦後の昭和23年以降は、明治
節でもある11月3日の「文化の日」に
贈られることになったとの記述も残って
いるので、明治節とは無関係とは言えな
いのですね。
 全国各地で文化の日を記念した行事が
行われるようです。ここ浅草では、第1
5回『東京時代まつり』が開催されます

 京都では毎秋『時代まつり』が行われ
、王朝一千年の歴史と文化が再現されて
、日本を代表する人気の高い年中行事と
なっておりますが、東京にはこれに類し
た行事はありませんでした。
 東京は太田道灌の江戸城構築から約5
40年、徳川家康の江戸入府以来約40
0年の歳月を数えます。浅草はそれより
も古く1370年の昔、西暦628年に
隅田川から出現した観音様がこの地に祀
られてから、浅草寺を中心とする独自の
地域社会を形成し、特に江戸時代に入っ
てからは、江戸の庶民文化の中心として
栄えて参りました。
 かっての賑わいをもう一度、そんな願
いを込めて、平成元年11月3日、21
世紀に向かう世界都市・東京の中にあっ
て、“東京の歴史と文化の原点は浅草で
ある”、との事実を鮮明にすることによ
り、浅草の存在と独自性を樹立する為、
永年の念願であった江戸・東京の歴史絵
巻を『東京時代まつり』 と銘打って、こ
の浅草の地で開催したのです。
 毎年、『東京時代まつり』の出発は浅
草寺裏広場となっておりましたが、今年
は「平成中村座」の芝居小屋の取り壊し
作業に手間取ってしまったのか、急遽会
場が浅草小学校に変更さました。そのた
め、招待席も作れなくなってしまったよ
うです。招待席はサンバカーニバルの時
と同様、雷門通りの路上に設置されるこ
とになってしまったようです。
 『東京時代まつり』はサンバカーニバ
ルと違い、ダラダラの行列。毎年、終点
間際のこの位置にたどり着くまでに、み
んな疲れ切ってしまうんですよ。
 江戸開府400年の記念行事として、
今年は三社の神輿三基も登場し、船渡御
のスタイルを見せてくれるのです。
 天気予報によると、今日は午後から雨
との予報です。無事開催できると良いで
すね。