2003年10月23日 木曜日


今朝の写真
KONICA KD-500Z
撮影枚数41枚

ノバのような

 秋晴れの良いお天気になりましたが、
天気予報では今日は冬型の気圧配置で、
木枯らし一番が吹くかもしれないといっ
ています。木枯らしというと、秋から初
冬にかけて吹く、強く冷たい風です。で
も、今朝は暖かくってとっても気持ちが
良いんですけどね。
 浅草寺境内の「大菊花展」の菊たちも
ぼちぼちと花が開いてきました。あほま
ろが、毎日定点観測と決めている大懸崖
(だいけんがい)も、黄色い花が開きか
けてきました。昨年同様、毎日同じ花び
らに的を絞って観察を続けますよ。
 あほまろがまだ咲いていない菊の写真
を撮っていると、突然背後から声が、
 “おがてねぇのとったっておもしやく
ないべ〜”
え!、今、何って言ったの?声をかけて
きたのは、お年を召したおじいさん。で
も、ものすごい訛りで話の半分も理解で
きないのです。おじいさんは、友人のア
メリカ人のカメラマンの案内として三沢
からやって来たそうです。側では、お友
達のアメリカ人が大型カメラで五重の塔
の撮影をしておりました。
 このおじいさんの英語が、またとって
も流暢。さっきまでの日本語の訛りなん
て微塵も感じないネーティブイングリッ
シュなのです。まるで、宇宙人が関西弁
を喋っているコマーシャルのような不思
議な光景でした。彼は、10歳まで青森
で暮らし、その後アメリカ人の養子とし
てアメリカに渡ったそうです。現在は、
米軍の事務官として三沢に赴任している
そうです。なるほど、英語が完璧なのが
理解できますね。でも、オリジナルは日
本人なので、もう少し標準語を勉強して
も良さそうなものですが、お住いが三沢
なので青森弁の会話で不自由することは
無いのですよね、きっと。
 ところで、さっきの“おがてねぇの・
・・・”って、“花が咲いてないところ
を撮ったって、つまらないでしょう”と
声をかけたそうです。あほまろは、怒ら
れたのかと思いましたよ。
 彼らはこれから、長野方面を旅するそ
うです。“旅先では、青森弁よりも英語
の方が通じるかもしれませんね”と冗談
をいうと、友達のアメリカ人が、“僕に
も判らない言葉なんだから・・・”、ん
、ん〜んん・・・、ますますノバのコマ
ーシャルを見ているようなような・・・
・。
 先日掲示板に書き込まれた、志摩の娘
さんにお逢いしました。浅草寺本堂前か
ら、我々を見付け、モモちゃん〜!と叫
びながら走って来たのです。初対面なの
に気さくなお嬢さんでした。昨夜は平成
中村座の夜の部を観劇し、今日は昼の部
を観劇して帰るそうです。短い滞在です
が、充分楽しんだようでした。
 今日から浅草通り一帯に、「時代祭」
の幟が立てられるようです。たくさんの
幟を積んだトラックやリヤカーが新門の
作業場から出て行きました。昨年も、こ
の赤い幟が並んだ日に、“木枯らし一番
”が吹いたことを想い出しました。