2003年10月22日 水曜日


今朝の写真
KONICA KD-500Z
撮影枚数53枚

水も滴る

 午前中の降水確率は80%です。今日
は傘が離せないですね・・・。お天気お
姉さんが言ってます。窓外では、激しい
雨が音を立てています。これだけはっき
りと雨が降っているのに降水確率80%
ってのは、なぜでしょうか、東京のどこ
か20%の地域では雨が降っていないっ
てことなのでしょうかね。スタジオから
は外の様子が判らないので、数時間前の
原稿を読んでいるにすぎないのでしょう
、でも、せっかくの生放送、どっかの局
のように道路に面したスタジオから外の
様子を映し出す方が親切かもしれません
ね。どっちにしても、今日の予報を見る
までもなく、みんな傘を持って出かけま
すよ。きっと。
 時折激しく降る雨の中、今朝のモモち
ゃんは元気が良いようです。普段は避け
て通る路上の水溜まりも平気でビチャビ
チャ通っていきます。最も激しい雨の中
なので、道路総ては水溜まりの状態なの
ですけど、あほまろは靴が濡れないよう
に、浅いところを見付けながら歩くので
した。
 こんな雨の日でも観光客はやってきま
す。今朝は、長野県の小さな小学校の生
徒が修学旅行でやってきました。男子5
名女子3名の生徒と先生が一人、総勢9
名の団体さまです。ずぶ濡れのモモちゃ
んを可愛いねって寄ってきた子供達。そ
の瞬間、思いっきり身震いをするモモち
ゃんの身体から飛び散るしぶき。みんな
慌てて散って行きました。ごめんなさい
ね。
 東京は、江戸開府400年で賑わって
いますが、京都では平安遷都を記念して
時代祭が行われるようです。平安遷都1
100年にあたる明治28年3月に桓武
天皇を祭神とする平安神宮が創建されま
した。その祭りを盛大に行おうと、京都
が都であった時代の風俗の変遷を表現す
る時代行列が提案され、その第1回が同
年10月25日に挙行されたのです。初
回の行列は、創建された平安神宮へお参
りする姿として行われましたが、その後
は桓武天皇と孝明天皇の祭神二柱の神霊
が京都御所から市内を巡行して、市内の
繁栄をご覧になるという姿に変わったの
だそうです。この神幸列にお供をすると
いうのが時代行列本来の姿。祭りの期日
は、翌年から桓武天皇の車駕が新都には
いった日とされる10月22日に改めら
れ現在に至ったのです。
 行列は鎌倉時代から南北朝、安土桃山
、江戸、そして明治維新と7つの時代を
さかのぼる行列は、全部で18列、総勢
2000人、牛馬70余頭にもおよび、
行列の全長は約2kmにもなって練り歩
くのです。
 あほまろは、過去2度ほど見物させて
もらいましたが、日本中に「時代祭」と
称されるお祭りが有る中、歴史の重みを
感じる京都ならではのお祭りなのです。
 ここ浅草でも、来月の文化の日に「時
代祭」が開催されます。こちらはちょっ
と規模が小さくなってしまいますが、そ
れでも総勢1600名。鎌倉時代から南
北朝時代には、都市としての東京が存在
してなかったので、行列も京都の八掛け
ってところで良いのかもしれませんね。
 東京のあけぼのから、華やかだったこ
ろの浅草までの時代絵巻を楽しめるので
す。でも、華やかだったころ・・・、っ
て表現はちょっと寂しいのですが、昔は
若くて綺麗だったであろうお姉さま達の
レビューで締めくくるのですから、そん
な表現になってしまうのです。
 昭和57年の「東京踊り」を最後に、
東洋一のレビュー劇場、国際劇場を失っ
た松竹歌劇団(SKD)。あれから21
年も経ってしまった女性達が、当時の格
好で踊るのですから、今朝のモモちゃん
のように、“水も滴る良い女”って訳に
はいかないのですよ。