2003年8月20日 水曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数32枚
M21

夏の想い出

 雨は上がったようですが、どんよりと
曇ってジメジメした朝になりました。東
北地方の梅雨明け宣言は未だ出されてい
ないようで、気象庁も関東地方の梅雨明
け宣言を出すのが早すぎたようですね。
日本列島には、まだ梅雨前線が残ってい
るのですからね。
 東北・北海道地方では、夏休みも終わ
り、今日から二学期が始まったことが報
道されています。きっと、子供達も人生
経験の一つとして、“寒い夏休み”だっ
たことが、歴史に刻まれるのでしょう。
 少年時代を北海道で過ごしたあほまろ
が、小学4年生の夏休みの時も同じよう
な夏だったことを記憶しています。なぜ
、そんな昔の事を覚えているかというと
、東京から親戚のお兄ちゃんが夏休みを
利用して遊びに来ていたからなのです。
夏休みいっぱい一緒に暮らし、ちょうど
学校の始業式の夜、知らないおじさんが
迎えに来たのです。
 これから、小樽のおじさんの家で暮ら
すようです。小樽のおじさんは、祖父の
従兄弟で、子供を欲しがっていた・・・
。以前、父からそんな話を聞いたことを
思いだし、子供心に、お兄ちゃんが貰わ
れていくって事実だけが脳裏に残ってい
るのです。
 その年の夏は毎日が雨で、外で遊ぶこ
とができなかったのです。それでも、お
兄ちゃんが持ってきた、北海道では見た
ことが無い、東京のメンコや軍人将棋な
どの珍しい玩具の数々が、とっても新鮮
な夏休みの想い出を創ってくれたのでし
た。特に、素晴らしかったのは、前年に
完成した東京タワーのカラー絵はがきで
した。当時の少年誌などでその存在は知
っていたのですが、お兄ちゃんは昇った
ことがあるのです。毎日、縁側で、雨の
音を聞きながら憧れの東京の空気を、ワ
クワクしながら聞かせてもらったのでし
た。
 最終の汽車で小樽に帰る行ってしまう
お兄ちゃんを、祖父と一緒に、駅まで送
って行きました。汽車のデッキで、封筒
から一枚取りだし、差し出した東京タワ
ーの絵はがき。嬉しさのあまり見送るの
も忘れて喜んだのでした。
 それっきり逢うことも無く、お兄ちゃ
んは、いったいどんな関係の人だったの
か、今となっては知る由もありません。
ただ、東京タワーの絵はがきだけは、あ
の寒い夏の想い出として、大切に残って
いるのです。
 ごめんなさい、つい寒い夏休みの事を
考えていると、子供の頃を思い出してし
まいました。みなさんにも、色々な夏休
みの想い出がおありでしょうね。辛くて
苦しい戦時中を過ごした先輩達も、夏休
みの楽しい想い出をお聞きしたことがあ
ります。どんなに寒くても、どんなに貧
しくても、子供達にとっての夏休みって
のは、きっと楽しい日々なのでしょうね

 さて、浅草の話題に戻ります。東京の
子供達の夏休みもあと10日を残すだけ
となりました。町内のあちこちでは、子
供達のためのイベントが行われておりま
す。そんな中、今度の日曜日には、六区
のサッカー場において、浅草おかみさん
会が主催する、“コスプレ・フェスティ
バル”なんてのが開催されるようです。
まさか、浅草の老舗の女将さんたちがセ
ーラームーンへの変身をご披露するって
訳じゃ無いでしょうね。ちょっとブキミ

 また、27〜28日には、浅草木馬亭
では、“第四回全国ちんどん博覧会”が
開催されます。これは、ちょっと興味が
ありますね。是非みなさんも、夏休み最
後の想い出作りに、お子さんを連れて浅
草にいらっしゃいませ。
(注:この下の数字は毎日確実に減って
いきますが、他意はありません。単なる
メモと思ってください。)