2003年7月2日 水曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数45枚
昨日の富士講
CANON EOS-1 Ds
CANON ZOOM 17-35 F2.8・CANON ZOOM 35-70 F2.8
137枚

六根清浄

 今日の正午が1年の折り返し点にあた
るそうです。閏年のときは午前零時にな
るのだとか。こんなこと一生懸命計算し
ている人って居るのですね。我々凡人に
は、それがどうしたの・・・。
 昨夜来の雨も上がり、今日はまた気温
が上昇するようです。浅草寺境内には、
あの、サーズ騒動も収まったかのように
、久しぶりに台湾からの旅遊団がやって
きました。やって来ましたっていっても
、四六時中観察している訳じゃないので
詳細は判りませんが、サーズ騒動の前ま
では、朝8時頃にやって来ていた旅行会
社の“縦横遊”が、同じ時間に再会した
ってことなのです。
 この“縦横遊”には、顔なじみのガイ
ドの陳さんが毎朝元気に大声を出してい
たのですけど、今朝は女性のガイドさん
。聞いてみると、サーズ騒動で台湾から
の団体旅行が中止になったと同時にリス
トラされてしまったそうです。以前は、
毎日のようにお逢いしていたのですが、
残念です。
 台湾では、サーズ騒動も一段落して街
の中でマスクを付けている人も見かけな
くなったそうです。サーズの根本的な治
療方法も見つからないまま、喉元を過ぎ
てしまったんでしょうかね。今思えば、
昔のエーズ騒動の時もマスコミが神経質
に騒いだのは、ほんの一時期だったよう
な。その後の鶏の奇病や狂牛病の騒動と
同じようなものなのでしょうね。
 騒ぎが収まったからって、エーズ、サ
ーズ、鶏の奇病や狂牛病などが撲滅され
た訳じゃないんですよ。でも、マスコミ
が騒がなくなると、なんとなく安全宣言
が出されたような錯覚に陥ってしまうの
が不思議ですね。
 昨日は、小雨の中、“富士講参り献額
お練り行列”が行われました。このお練
りは、浅草神社の支社でもある浅草浅間
神社に、“慶讃江戸開府四百年記念献額
”を寄進するお練り。浅草の富士講信者
らが名前を連ねた、豪華な桧の額を曳き
ながら、雷門から観音裏の浅間神社まで
練り歩くっていうもの。
 昔ながらの登山装束を身にまとった連
中と浅草芸者連中が、六根清浄(ろっこ
んしょうじょう)を唱えながら練り歩い
たのです。しかし、伝統の行事でも慣例
の行事でも無いこのお練り。誰もその実
態を知らず、試行錯誤っていうか、見よ
う見まねっていうか、なんとなくぎこち
なく、奇妙な格好をさせられた参加者の
照れも手伝い、見る者に葬式の行列のよ
うな物悲しさを漂わせるお練りでした。
 一月以上前からポスターで大々的に宣
伝をしていたわりには、見物も少なく、
浅草の行事の中で、こんな寂しく惨めな
イベントって、初めてじゃないでしょう
か。しかし、これが恒例になる訳は無し
、とりあえず手探りで富士講を再現した
ってことに意義が有るのかもしれません
ね。
 カッパ橋本通り商店街のみなさん自慢
の七夕飾りが綺麗に揃いました。今度の
日曜日は歩行者天国になって、大勢の方
が訪れるのでしょう。昨夜、酔っぱらい
の悪戯で壊された飾りの修理を行ってい
る旦那。「壊れないようにビニールで統
一したのでこの程度で済んだけど、昔は
紙だったので、火を付けられて危険な事
もあったんだよ・・・」。そうか、それ
でみんなビニールになったんだね。
 仙台や平塚では、ビニールは公害に成
るって理由で、飾りは紙と決まっている
ようですけど、カッパ橋のビニールの七
夕飾りは何処に捨てるつもりなんでしょ
うね?「毎年使い回すんで、捨てること
は無いんだよ」、旦那に怒られてしまい
ました。
 更に旦那、「日本一と威張っている平
塚の七夕飾りより、今じゃカッパ橋の七
夕の方が有名だぜ・・・」ですって。み
なさんも日本一のカッパ橋本通りの七夕
飾りを見にいらっしゃいませんか、7日
(月)まで豪華に飾られていますよ。