2003年3月23日 日曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数25枚
祈る少女、AP-NewYorkTimes

誰の神様

 一昔に比べると、休日の人出が少なく
なったような気がする境内です。いつも
と変わらない台湾からの観光団、今朝は
新規参入らしいの観光会社の団体も訪れ
てきました。この時間の浅草寺境内は、
中国語だけが飛び交う異様な雰囲気にな
るのですよ。また、ごく少数ですが西洋
人の団体も訪れます。今朝は、アラブ人
と思われる団体がやってきました。それ
も20名ほどの無骨な男だけなのです。
 たしか、イスラム教のコーランでは他
の宗教を崇拝してはいけないと記されて
いたはず。そんな連中がこんなところで
仏教寺院に参拝しても良いんでしょうか
ね。それとも、観光と割り切って見学す
るだけなんでしょうか。今の御時勢、大
勢の人の視線を集めてしまうアラブ系の
連中、肩身が狭い思いでしょう。
 春のイベントが始まった浅草ですが、
桜の蕾はまだ開きそうもありません。気
象庁の開花予想では26日といってます
が、あと三日で本当に咲いてくれるので
しょうか。とはいえ、ここでは伝法院の
境内と、浅草神社の境内に染井吉野が有
るだけで、浅草寺境内に満開に咲き誇る
桜はみんな造花なんですよ。
 いよいよ、浅草を舞台にしたNHKの
連続テレビ小説「こころ」が始まります
ね。最近あちこちでポスターを見かける
ようになりました。
 浅草で8代続くうなぎ屋の一人娘、末
永こころが、家のうなぎ屋の危機に敢え
て国際線スッチーの仕事を投げ打ってお
店を再建し、浅草の名物女将として成長
していく、いわばかっての「細腕繁盛記
」のような根性物らしいです。
 昨年10月〜12月にかけて、毎日の
ようにこの附近でロケをしており、あん
まり興味の無いあほまろでも、なんとな
く気になってしまう番組なんですよ。だ
って、僅か数秒でしょうが、モモちゃん
が主人公の友人役に曳かれて歩いている
シーンも撮影したんですからね。
 アメリカ軍のイラク征伐は益々過激に
なってきたようです。昨日はイラク第2
の都市バスラを掌中に収め、陸軍の戦車
部隊はバグダッドまで、あと半分の道の
りとなったそうです。今回の戦争では米
軍に余裕があるのか、戦車部隊や航空母
艦にまで報道陣を同行させてメディア戦
略を展開しております。
 一方、イラク側もバグダッド市内の同
時中継画像を全世界に配信しており、本
当にバーチャルなテレビゲームの世界が
現実になった感が歪めません。お茶の間
で無責任に観ている連中がプレーヤとな
って楽しめる仕掛けに踊らされているよ
うな気持ちになりませんか。これも、ア
メリカの思惑なんですよ。
 テレビでは写らないイラクの庶民の状
況は、刻々インターネットで配信されて
おります。その中には、自宅の廻りに土
嚢を積む少女達や、真剣にお祈りする少
女達など、戦争の犠牲を強いられる弱者
達が登場しております。
 ブッシュも、フセインも、少女達も、
神を信じ、神に祈り・・・・。
人間に平等といわれる神様は、いったい
誰に幸せをもたらしてくれるんでしょう
かね。無力なあほまろはせめてもの救い
として、毎日神と仏にお参りしてます。