2003年3月16日 日曜日

今朝の写真
CANON EOS-1 Ds
CANON ZOOM 17-35 F2.8
撮影枚数38枚

示現会

 3年前から始まった浅草の新行事示現
会ですが、今一認知度が低いようです。
昨夜は浅草神社の三基の神輿を浅草寺本
堂への堂上げが行われました。松明の炎
の中を行進する御神輿の隊列、三社祭の
宮入よりも厳かで綺麗で、格調の高さを
も感じさせるのでした。
 この儀式を見物しようと境内に集まっ
た大勢の人達。勘で数えてみても、およ
そ千名程度ってところでしょうか。警備
の警官も来ておりましたが、バリケード
を張り巡らせるなんてことも無く秩序だ
った見物客の前で、淡々と儀式が進行し
ておりました。
 実行委員会では、堂上げの所要時間を
30分と読んでいたそうですが、午後7
時ちょうどに始まり、三之宮、二之宮と
トントン拍子。二基を堂上するのに要し
た時間は僅か5分。奉賛会係員の”まだ
25分残ってるんだから、もっとゆっく
りゆっくり!”そんな焦りの声が境内に
響き渡っておりました。
 あまり待たせる訳にもいかず、最後の
一之宮を上げたのが7時15分と、なん
となく拍子抜けする有様でもありました
。せっかく松明に導かれて厳かにやって
来た御神輿なのですから、本堂前で何か
のパホーマンスでも見せてから上げて欲
しかったですね。それよりもこれから毎
年の伝統行事として続けて行くのならば
、もっとPRも必要なんじゃ無いでしょ
うか。浅草で生まれて今は世田谷に住ん
でいるあほまろの友人も、このホームペ
ージで知ったと言ってましたよ。
 時節柄見物客にの中には、卒業式の帰
りの女性が目立っていました。仲見世を
蝋燭の火で飾る「慈灯の道」(じとうの
みち)で、記念に写真を撮らせてもらい
ました。彼女達はこの後カラオケに行く
とのこと、”素敵なモデルで楽しい写真
ありがとう”とお礼を言うと、”いつく
しみに満ちた通りですから”。う〜ん、
慈灯とは、”いつくしみのともしび”、
さすが大学卒業生。しかし、恵み深いと
もしびの道も、冥土への道を彷彿させる
ような、寂しく寂しく、盛り上がりに欠
けるのでした。見物客が少ないせいなん
でしょうね。
 今日はこれから堂下げが行われ、江戸
開府400年を記念して、駒形堂までの
渡御が行われるのです。急がなくっちゃ
ね。
 この様子は、あほまろ写真館でご紹介
しますよ。お楽しみに。