2003年3月2日 日曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数38枚

春の装い

 関東一円に強風・波浪・乾燥注意報が
出ております。昨夜来の窓ガラスを叩き
つけるような雨は上がったのですが、も
の凄い強風が吹き荒れています。つい先
日まで冷たかった風ですが、今日はちょ
っと暖かくも感じるのです。これが春の
嵐っていうんですかね。おかげで、富士
山がよりいっそう爽やかに見えているの
でした。
 毎日楽しみにしている弁天山の桜。ま
だ開いていません。昨年の記録を見返す
と、2月末にはすでに開花してたんです
よ。今年はかなり遅いようです。でも、
この風が収まったらきっと開いてくれる
でしょう。今にも、今にも開きたくって
ウズウズしている様子が写真でも見てと
れますかね。
 母子地蔵尊に新しい帽子とマフラーが
付けられました。なんかとっても暖かそ
うなんです。この装いは、毎月古着を持
ってきて着せてくれる方とは別の方のよ
うですね、なぜかというと、どっちも男
物なんですよ。今回は何日持つんでしょ
うかね。せめて桜が満開になるまで、寒
さを凌いでもらいたいですよ。
 今朝の新聞で、装いが人権問題として
騒がれてますよ。大阪府議会の一般質問
で自民党の八木博府議が、府立高校の卒
業式の生徒の服装についてふれ、「女性
は振り袖などを着て華やかだった」とし
たうえで、「以前は、チョゴリ、チマ、
アオザイ、それからチャイナドレスで、
どっかキャバレー来たんちゃうかな、そ
んなような卒業式もございました」と問
題発言。
 大阪高教組は「多様な民族のルーツを
持つ生徒もいる。重大な人権侵害だ」と
して、八木府議に発言の撤回と謝罪を求
めるよう府教委に要請したそうです。
 この発言について、八木府議は「チャ
イナドレスのスリットが深かったことを
”キャバレーのようだ”と言うつもりだ
った」と弁解してますが、それも、中華
文化に対する人種差別なんですよ。きっ
と、そんなキャバレーに毎晩お世話にな
ってるんで、ついつい本音が出てしまっ
たんでしょう。
 こんな議員を選んだ大阪府の連中、以
前も変な知事に泣かされたことを忘れた
んでしょうか。もうすぐ統一地方選挙が
始まります。二度と再びこんな議員を選
ばないようにしてもらいたいですね。
 「どんな思いで民族衣装を着ているの
かということを考えもせず、おもしろお
かしく言われた生徒はいたたまれない気
持ちだろう。軽率な発言だ」、大阪高教
組の言い分です。この問題は、絶対にう
やむやにしないでくださいね。
 春季全国火災予防運動のキャンペーン
として、浅草神社の狛犬も火の用心の襷
がかけられました。ちょっと違和感があ
るのですけど、ユニークな発想です。こ
のことで、宗教的に騒ぐ人なんて居ない
でしょうね。
 今の日本は、弁論も装いも自由な国で
すが、自由とは、それらに対して国家権
力その他の干渉がないことを意味するの
です。サルトルは、人間は、存在構造上
自由であり、したがって常に未来の選択
へと強いられており、それ故自由は重荷
となる・・・。と、言ってましたよ。