2003年2月27日 木曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数31枚

御水舎

 晴天ですが、もの凄く風が強い朝にな
りました。おかげで、実際の気温よりか
なり低めの体感温度で寒いのなんの耳が
ちぎれそうなんです。浅草神社境内では
、水屋の清掃を行っている姿を見ている
だけで震えが襲ってくるのですよ。寒い
のにごくろうさんですね。これも修行の
一環なんでしょう、頑張ってください。
 四六時中水が流れている浅草寺の御水
舎、その中央に立つ見事な沙竭羅龍王像
。これを造ったのはただ者じゃ無いぞ。
以前に、そう思って色々調べてみたので
すが結局判らず終い、井までは、そんな
事も忘れてしまい毎朝お詣りするだけで
したが、一昨日、”開運なんでも鑑定団
”に鑑定依頼に出された銅製の水盤を見
た瞬間、”あれだ!”、すぐに浅草寺の
御水舎を思い浮かべたのでした。
 そうだったのか!あの、水屋の沙竭羅
龍王像は、月真叟松園の作だったんです
ね。納得っていうか、やっぱしっていう
か、あんな見事な物をあんな所に置いて
て良いんでしょうか、なんて下賤な考え
のあほまろでした。
 水盤の出品者は、義兄が10年程前、
骨董屋をしていた親類より5万円で購入
したもので、これを売って海外旅行に行
きたいのだとか。評価は70万円でした
が、オークションで売りたいってことに
なったようです。
 今回の鑑定士なる怪しいオッサンの評
価では、松園の本物に間違いなし。しか
し初代と2代目との合作ではないかと思
われる。その証拠として龍の掘りがちょ
っと甘く全体に迫力が無い。本来なら1
00万の価値はあるものだが、龍に少し
雑な部分が見受けられる・・・。ってな
調子でした。ちょっと気になり、調べて
みると、松園2代目って言われる人は松
園の死後突然現れた謎の人物。二人の合
作なんて有り得ないと思うんですけど・
・・。
 本当に知ってるのか、誰かの入れ智恵
なのか、この鑑定士軍団ってのはかなり
怪しい。もともと、骨董屋なる人種は、
旧家の財産分けなどに立ち会うと、良い
物をけなし悪い物を誉め讃え、これは貴
重な物なので家宝としてに仕舞っておき
なさい、こっちの悪い方を私が買い受け
ましょう・・・・。そんな手口で騙し盗
る連中なんですよ。きっとこの水盤も安
く買い叩いて数百万円で売り飛ばす腹づ
もりなんでしょね。あー怖!
 桜が散って、つつじが咲くってのは世
の筋ですが、街頭に植えられたツツジが
散り始めました。折りからの強風で真っ
赤な花びらを道路いっぱいにまき散らし
ております。ツツジにも種類が多いよう
なので、浅草の路上は早咲きのツツジな
のでしょか。
 弁天山の桜の芽は、ますます膨らんで
きましたよ、もうすぐですね。浅草では
、ツツジの後の桜ってとこでしょうか。
何か変ですね。