2003年2月26日 水曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数24枚

テーマパーク

 冬の寒さから開放され、外を歩いてい
てもポカポカと気持ちよく、何かいいこ
とが起こりそうな気がする・・桜の季節
なんでしょうね。今朝は、そんな気持ち
にさせてくれる陽気なんです。浅草寺境
内の弁天山の早咲きに桜が、今にも開き
そうな状態なんです。このまま温かさが
続いてくれると、あと数日で開花しそう
ですよ。台東区で一番早い桜は、ここと
上野公園入り口の桜なんです。上野はま
だかな。ちょっと行ってみたくなりまし
た。
 こんな陽気なのに、境内には観光客が
誰も来ていません。もうすぐ九時なのに
不思議ですね。観光客の谷間って表現が
正しいんでしょうかね。そのうち、きっ
とたくさんの人で賑わうのでしょう。そ
んな希望が必ず叶うのも今の浅草寺周辺
なのです。
 しかし、ここを訪れる人の数は年々減
っているのも確か。浅草寺の発表は毎年
三千万人と繰り返すだけですが、あほま
ろが散歩を始めてたった3〜4年でも、
その数の減少が如実に現れているのです
。観察しているのは朝だけですけど、勢
いの有る時は、朝からそれを彷彿させて
いたんですよ。
 観光客の恩恵を受けるのは浅草寺と、
その周辺のお店です。それも、仲見世を
中心にした路地の1〜2本程度。六区ま
で足を延ばす観光客も少なくなっている
のが現状です。
 数年後には国際通りに常磐新線の浅草
駅が誕生します。これを機会に浅草寺の
西側も活気づいてくれることを願いたい
ですね。江戸末期、鳶頭の辰五郎が新門
を寄進し、上野方面からの客で賑わった
・・・、そんな夢を再び。
 ”ハウステンボス倒産”、宮崎のシー
ガイア以来のリゾート地大型倒産のニュ
ースが飛び込んできました。負債総額は
約2200億円だそうです。
 15万人が定住できる「街」を併設し
た大型テーマパークとして1992年に
開園したハウステンボスは、1000年
前のオランダの町並みを再現し、自らも
1000年都市が構築のテーマだったの
です。それが、僅か10年で夢破れると
はねぇ。
 あほまろも7年前に女房と一緒に訪れ
たことがあります。ホテルも商店も食堂
までがテーマーパークの延長、ディズニ
ーランドを始めとする、架空の都市空間
とは違い、総てが現実のオランダそのも
のに感激したのを思い出します。今後も
営業を続けながら債権者を捜すそうです
。もし、債権者が現れなければ閉鎖も余
儀ないとのこと。投資先のみずほフィナ
ンシャルグループ自体も、不良債権残高
5兆4000億円にのぼり、これ以上ハ
ウステンボスに肩入れできる状態じゃな
いのでしょうね。
 浅草にも”花やしき”というテーマパ
ークが有ります。こちらは今年で、開園
150周年記念と日本最初の遊園地なの
です。派手な宣伝も、派手な投資もしな
く、浅草六区の一角で細々と続けられて
いるのです。花やしきのみならず、附近
一帯も融合した、”下町テーマパーク”
浅草って構図が、リピーターを呼ぶんだ
そうです。
 ハウステンボスのテーマは、1000
年かけて変わる町並み。何度行っても同
じ町並み。自然発生の街ならともかく、
テーマーパークはリピーターを呼ぶのが
テーマじゃ無かったのでしょうかね。こ
の最、ハウステンボス一帯をラスベガス
のような一大ギャンブル地帯に変更して
みたら如何でしょうか。15万人分の宿
泊設備と、全体が柵で覆われたこの場所
こそ、色々な行政が打ち出している、カ
ジノ構想を実践するにはぴったしの場所
だと思いますよ。
 そうなったら、あほまろは毎年何度も
足を踏み入れるでしょねぇ〜!