2003年1月30日 木曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数29枚

勲章ですよ

 来客があるため、いつもより早い散歩
です。辺り一面朝日を浴びて真っ赤に染
まり、普段とは違う浅草なのです。東の
それも下の方から強烈に射し込む太陽の
光と、それを遮った真っ黒な影。そんな
コントラストはまるで旭日旗を彷彿させ
るのです。っていうか、朝日を象徴して
創られたんでしたね。なんとなく納得し
てしまいました。こんな早朝の浅草はま
だだ〜れも歩いていないんですよ。
 旭日といえば、昨夜は我が三遊亭圓歌
師匠の叙勲記念パーテーに出席してきま
した。勲四等旭日小綬章というありがた
い勲章なのです。不肖三遊亭あほまろは
昨年11月の受賞直後に拝見し、触らせ
てもらいました。今回のパーティでは、
重厚な額の中に賞状と共に収まっており
、誰も触れなくなってましたよ。
 師匠によれば、運動会だって3等賞ま
でしか商品が貰えないのに、4等賞貰っ
ても、ちっとも嬉しいなんて思わないよ
・・・。なんて嘯いていますが、内心は
とっても嬉しそうでしたよ。師匠をお祝
いしようと、パーティには700名以上
の方で賑わったのです。師匠、次は文化
勲章ですね。
 勲章及び褒章は、明治14年12月7
日 太政官布告第63号により、明治15
年1月1日より施行された「褒章条例」
により叙勲者が決定されるとあります。
内容は良く判りませんが、様々な社会的
分野において事績の優れた方を対象に授
与されるようです。師匠が叙勲された昨
年度は、その道一筋に業務に精励し衆民
の模範である方を対象とする黄綬褒章。
学術、芸術上の発明、改良、創作に関し
事績の著しい方を対象とする紫綬褒章。
教育、医療、社会福祉、産業振興等の分
野で公衆の利益を興した方又は保護司、
民生・児童委員、調停委員等の事務に尽
力した方を対象とする藍綬褒章合わせて
821名が叙勲されました。
 勲章及び褒章の序列は、大勲位菊花章
、旭日章、宝冠章、瑞宝章、褒章と分類
された章があり、更にそれらの中に一等
から八等まで、それも桐だとか、旭だと
かややこしい名前で分類されるのです。
 どうしても名誉が欲しいって人にも道
が開かれているそうですよ。公益のため
に私財500万円以上を寄附した方、及
び一千万円以上を寄付した団体を対象に
実施される、「紺綬褒章」。年間600
件を上限に定められるそうです。あなた
だって貰えるんですよ。
 もっと簡単に貰いたい方は、古銭商や
金券ショップでも売られてますよ。ここ
に至っては、「勲一等旭日大綬章」なん
て、凄いのが売られていたこともありま
したよ。確か100万円くらいだったか
な。そんなの買った人は、人前でぶら下
げて歩くんでしょうかね。
 何はともあれ圓歌師匠は本当の叙勲、
四等賞でも良かった良かった。
 ”おめでとうございます!”
(師匠の写真は昨年11月のものです。)