2002年9月13日 金曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数37枚

世界平和
 昭和40年(1965)の今日、ワシントンで
「法による世界平和」についての国際会議が開催
された。この会議で国際間に法の支配を徹底させ
ることで世界平和を確立しようという宣言が採択
され、それを記念して、今日9月13日を「世界
の法の日」と制定した。           
 そんな大切な記念日を前に、昨日ブッシュ大統
領が国連演説で、フセイン政権の独裁下にあるイ
ラクを「無法国家」と断罪し、同国が大量破壊兵
器の破棄に応じなければ「行動は不可避だ」と米
国単独での武力行使も辞さない姿勢を鮮明にした
。また、「イラクがテロリストへ大量破壊兵器を
渡せば、同時多発テロはさらなる惨劇への序曲に
なる」と警告。大量破壊兵器の所有と配備へさら
に進むなら「選択肢は狭まる」と、先制攻撃も辞
さない米国単独での武力行使に踏み切らざるを得
ない考えを示唆した。この演説を会場のみんなが
憮然として聞いているなか、我が日本国の総理大
臣を始め、国連代表団の連中は、ブッシュ大統領
の”米国単独での武力行使に踏み切らざるを得な
い・・”、なる発言を受けて大きな拍手を贈って
いた。こんな様子を世界中に放送されてしまった
日本代表の態度。イラクの連中に悪影響をもたら
してしまったかもね。            
 ブッシュ大統領は今回の国連演説を足がかりに
、日本を始め、英、仏、ロシア、中国の国連安保
理常任理事国にも、近い将来の武力行使への支持
を広げたい考えを示していた。        
 ここ浅草では、世界情勢がどうなろうとも関係
も無く、観光客はやってくる。今朝の修学旅行生
は、青森県の八戸郊外の小さな中学校からやって
きた。観音様を背景に記念写真。そんな後ろで、
なにやら大きな声が聞こえてきた。難しい漢字が
並んだバッチを付けた団体、観音堂前で、偉そう
な人の話を聞いて頷いている。仏教系の新興宗教
の教祖様のようだ。ちょっと興味があるので、デ
ジカメをムービーモードにして教祖様の説法を録
音させてもらった。             
 「・・世界平和への祈りは、自分の生きて行く
上での究極の目的でもあるのです。自分の心を奮
い立たせるためにお祈りしまよう。そうする事に
よって、世界平和が保たれるのです。今まではい
くら祈りをしても平和が来なかったかもしれない
。しかし今の時代の世界は交通と通信が発達して
います。これが我々が祈った為に世界が一つにな
ってきた兆候なのです。全人類が心を一つに世界
平和の祈りをする事が可能になった今、ここ浅草
の観音様のも、我々○○○○会の存在を知らしめ
ることが大切なのです・・・・」。こんな凄い事
を唱えている。”我々が祈った為に世界が一つに
なった”なんて良く言えるね。でも、男性ばかり
40〜50名の信者様は、真剣に聞いているので
した。こんな団体が何かをやっていると、後ろで
必ず浅草寺の警備員が様子を見ている。今朝も、
自転車に乗った警備員が二人、真剣に話しを聞い
ていました。世界平和を祈っていたと、住職に報
告するのでしょうね。   
 祈っただけで、世界が平和になる。そんな凄い
宗教だったら、何も浅草寺まで来てお祈りしなく
ても良さそうなもんだね。あたしゃ、世界平和よ
り浅草の活性化でもを祈って欲しいね。また、毎
朝カラスに散らかされている生ゴミを捨てる人達
のモラルの向上なんかも祈って欲しいですよ。 
 「世界の法の日」。世界の警察を唱えるアメリ
カさんも、この宗教に入ったら闘わずに目的が達
成できるかもしれないですね。