2002年7月28日 日曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数31枚

花火の代償

 どッか〜ん!どどぉどどぉぉォォ〜!花火は良
いね。あほまろの家からは第二会場の花火しか見
えないが、昨夜は高校時代の同級生家族と、充分
に楽しんでしまった。おかげで、ちょっと飲み過
ぎてしまったかな。          
 隅田川の花火大会はもともとは両国の川開きが
発端で、享保18年に川施餓鬼を目的に開催され
るようになり、昭和初期までは毎年の恒例行事と
なって江戸庶民に親しまれてきた。その後、昭和
15年から〜22年までは戦争により中止され、
昭和23年に復活をしたのだが、近隣の家屋への
延焼などの事故が続出し、昭和37年に玉屋・鍵
屋で有名な両国の花火は長い歴史を閉じたのだっ
た。                 
 場所を浅草に移して再開されたのは昭和53年
。今年で24回を数える。最近は、昔は考えられ
なかった特殊な花火も開発され、今年は2万発以
上の花火が夜空を飾ったのでした。      
 一夜開けて今朝の浅草周辺はゴミの山。それも
そのはず、昨夜の浅草周辺には約90万人の見物
客で賑わい、暑さと熱気でビールやジュースの自
動販売機が軒並み売り切れ状態。その空き缶や食
べ物の空き箱などが路上に散乱し、素晴らしかっ
た花火の想い出も打ち消してしまうような悲惨な
状態になってしまった。これを”強者どもが夢の
跡”とでも表現するのでしょうかね。     
 ゴミの活性化。昔から騒がれていますが、今朝
の新聞によると、スーパーやホテルから出る食品
ごみを回収し、発行させてメタンガスを取り出し
て発電に利用する試みが始まったそうだ。昨年施
行された食品リサイクル法で、食品ごみの有効利
用が義務化されたことに江戸川区の環境ベンチャ
ー会社が目を付け開発に成功したという。これに
よって、化石燃料を使わない発電のため、二酸化
炭素の排出抑制にも貢献するという。1日当たり
4.5トンのごみから約720キロワット時(4
人家族で約70世帯分)の電力が得られるらしい
。こんな素晴らしい技術が普及すると、生ゴミを
買ってくれる業者も現れるかもしれないね。そう
なると、昨夜のイベントなどのゴミも減るんだろ
うかな。でも、昨夜のゴミのほとんどが空き缶や
タバコの吸い殻だったような・・。      
 イベントを楽しむのは良いが、翌日の清掃作業
のことも、ちょっとは考えて行動して欲しいです
ね。浅草の次のイベントは8月末のサンバカーニ
バルです。今度は、ゴミを出さないように楽しみ
ましょうね。