2002年7月18日 木曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数23枚

万元戸

 観音縁日の境内は朝から驚くほどの人で賑わっ
ている。みんな観音様の功徳を授かるため、観音
縁日に押し掛けたの・・では無いね。お揃いの薄
緑のTシャツを着た中国人らしい、通訳のような
人に聞いてみると、中国北京市が募集した、「北
京市青少年訪日代表団」のご一行様なのだとか。
一昨年より中国では、団体旅行に関してのみ外国
旅行が解禁されたのだったが、解禁直後より逃亡
者が続出し、今年の始めまで中止されていた。そ
れ以降、団体旅行の承認は、行政などが企画する
団体のみ認め、民間の旅行会社の申請は認められ
なくなったそうだ。今日の団体も、北京市の青少
年育成協会が主催して募集したのだが、青少年と
冠しているわりには青少年の数よりも大人の数が
目立つ。大義名分は”青少年の見聞を広める”っ
てことだろうが、中身は体裁の良い観光旅行って
雰囲気だね。           
 最近の中国は、革命の象徴であった人民公社の
政策では、生産性が向上しないことから1985
年までに解体され、市場原理を重視した生産請負
制を取り入れ増産に成功した。おかげで、今では
農村部にも、”万元戸”とよばれる富農が大勢出
現している。また、都市部では、ストック・マー
ケットの解放で、一攫千金を目指した人達が、中
国バブル経済でボロ儲けをしたらしい。    
 しかし、年収が一万元(一元は約十五円)以上
の万元戸って言葉が話題になったのは昔の話。今
では金融証券や外資系の会社員の月収が二万元を
超えるし、市場経済の導入後、都市部では「豊か
になれる人から豊かになろう」の合い言葉通り成
長を続けている。そんな今でも、金持ちの形容と
しての”万元戸”は残っているようだ。  
 新仲見世通りに、まだ、夏休み前だというのに
、サンバカーニバルの大きなポスターが掲げられ
た。あほまろは、サンバカーニバルが浅草の夏の
終了を告げるイベントとの認識なのだ。こんな看
板を見ていると、あー今年の夏も終わるんだな〜
。なんて勘違いしてしまいそうだよ。このサンバ
カーニバルは今年で22回目を向かえる。昨年の
21回大会の看板、パンフレット、団扇に書かれ
た21thとの表記はまちがいですよ。英語では
21stって書くんです。外国人が笑ってましたよ。
 今年は22回ですから、22thじゃ無くって、
22ndですよ。今年こそ間違わないでね。