2002年7月9日 火曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数43枚

ほおづき市

 四万六千日といえば、約126年間ってことに
なる。今日と明日、観音様に参拝すると、126
年間毎日お詣りしたのと同じ効果が得られるとい
う。元禄時代頃までは千日参りと呼んでいたそう
だが、いつのまにか四万五千日も功徳が増えてし
まったようだ。あほまろはもう10年以上もこの
日にお詣りしているので、数千年の御利益を得た
勘定になるんだよ。そんな有り難い四万六千日の
ほおづき市が始まった。
 朝7時、普段なら誰も居ない境内だが、今朝は
違う。境内にはおよそ450件のほおづき売りの
屋台が並び、準備に忙しい。そんな中でも、すで
にほおづきを物色するお客さんもちらほら。テレ
ビ局は、朝っぱらからは絶対に有り得ない浴衣姿
の女性を数人配置し、自然を装った中継を行って
いる。これはまさに、ヤラセ報道そのものだ。こ
の状況をお茶の間で観ている人達にはどのように
写ってるんだろうね。”まぁ!こんなに早くから
可愛い浴衣を着て・・”なんて盛り上がってるん
でしょうかね。例年通り、今年も一鉢2500円
。どこも同じようなほおづきだが、おまけの風鈴
に個性を演出しているお店が狙い目かもしれない
ね。あほまろは、毎年知り合いのお店で買ってあ
げるので、
ちょっと安くしてもらっているんだよ。 
 現在、ほおづき市で売られている酸漿は「丹波
ほおずき」が ほとんどで、元来の「千成りほお
ずき」は 陰をひそめ、販売している店が少なく
なった。買うのだったら、見た目に派手さは無い
が、日本古来の姿を留める「千成りほおずき」が
お勧めだよ。この市では、ほおずきの他に、「つ
りしのぶ」などのお店も見られるよ。この「つり
しのぶ」とは、シノブ草を輪のかたちにたばねて
、涼味を添えるため軒端につるすものなんだ。つ
りしのぶの下に風鈴をぶら下げると、夏の涼しげ
な装いを更に引き出してくれるんだよ。今では、
この「つりしのぶ」も作る人が少なくなったよう
で寂しいね。          
 台風5号は反れたのだが、次の超大型台風6号
が、沖縄県・南大東島の東約130キロ附近まで
接近してきたようだ。この台風は勢力を維持した
まま北上を続け、10日には向きを次第に東寄り
に変える見込み。西日本の太平洋側を中心に激し
い風雨のおそれがあるとの事で、せっかくのほお
づき市も、明日は注意が必要だね。