2002年1月5日 土曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数22枚

仕事始め

 昔から松の内までといわれているお正月、いっ
たいいつまでお目出たいのだろうか。広辞苑によ
ると、「正月の松飾りのある間の称。昔は元日か
ら15日まで、現在は普通7日までをいう。標し
めの内。」とある。中国や韓国では今でも旧暦で
お正月を祝っているが、15日の小正月のお祝い
を最後に正月の行事を終えるので、日本でも15
日までがお目出たいお正月ってことになるのだろ
う。昔、小正月を台湾で過ごしたことがあった。
台北の小正月は花火大会が有名だが、普通の花火
じゃない。いわゆるロケット花火のような爆竹の
ような、危険な花火を公園でぶつけ合う。我々も
大量の花火を買って参加したことを思い出す。翌
朝驚いたのは、着ていた服やズボンに無数の焼穴
が出来ていたのだった。台湾の嘉木市では街全体
でこのような花火大会が行われ、死者が出ること
もあるのだとか。一度行ってみたい場所だ。どこ
の人間も火を見ると異常に興奮するんだね。  
 人間以外の動物は火を恐れるし、そばに寄るこ
ともない。邪悪な者を寄せ付けないためにも火を
使う。お寺の境内に置かれる香炉や、ロウソクが
その代表で、神聖な場所として人間以外を寄せ付
けないのだ。火は神聖な物としてその形態を火焔
と称し、舎利塔や宝珠と称し神輿の頂などに付け
られているのだ。しかし、邪悪な一部の妖怪達に
は効き目がないようだ。真っ赤に燃える炎の中に
現れる妖怪や、炎で人間を焼き尽くす妖怪など伝
説の妖怪達には効果が無いようだ。先日娘とコン
ビニで「妖怪根付」ってお菓子を見付けて購入し
てみた。これは昔流行った「チョコエッグ」など
をヒットさせたフルタ製菓の製品で、12種類の
妖怪が2バージョンづつ入っているようだ。あほ
まろが買った箱からは、骸骨の座布団に座る怖い
「閻魔大王」が入っていたが、12種類のリスト
には入っていない。これはシークレットアイテム
で珍しいものらしい。始めて買った1箱からそん
な物が出てきてしまったのだから、コンプリート
したくなるのはコレクターの心情。夜中に娘とあ
ちこちのコンビニを回り20箱ほど買ってみたが
、これがダブりも多くコンプリートにはほど遠い
難しい物だった。昨日初詣の帰りに、知り合いの
会社の若者達から余っている妖怪をかき集め、よ
うやくコンプリートできたと思ったら、これには
”陰”、”陽”の二種類のシリーズが存在すると
いう。う〜ん全部集めるべきか!! めでたいお
正月に妖怪に狂ってしまったあほまろの今年は、
呪われた年にならなければよいが。「妖怪根付」
の箱には祈祷、お祓い済みとなってはいるが。 
 午年最初の競馬が行われるらしい。浅草寺境内
から場外馬券場に向かう連中を見ていると、また
普通の浅草に戻ってしまったような。でも、浅草
寺境内だけはまだお目出たい雰囲気を保っていま
すよ。