ナナちゃんおかえりなさい。ヒロちゃん待ってたよ。　

　ヤマト君待って無い。　　

　タマちゃん待ってたよ。

　ナナちゃん今朝は１時間も早く起こされてしまったんだよ。

　だから、まだ眠たいからスリスリごめんね。

　そうだったね、あまりに早く出かけたから、ヒロちゃん不思議に思ってたんだよ。

　ハハハッハ、ボケ老人。ヤマトが笑った？
　笑って無い。

　あっかんべ〜！

　ヤマト君って、不思議な猫だよ。

　オマエが不思議な犬なんだ。

　ナナちゃんヤマト君に構わないの。

　ヤマト君には、何を言っても解って貰え無いんだから。

　ごめんね。ナナちゃん寝不足だから、機嫌も悪くなってしまうんだよ。

　ヒロちゃんもごめんね。

　大丈夫、ヒロちゃんしつこくしないから。

　ナナちゃん、早く秘密基地に行っておねんねしてね。

　タマちゃんももうちょっと寝ようっと。

　伝法院通りの猫ちゃん。あほまろが呼ぶと、あんなところから出て来たんだよ。

　おかあさんは、下から覗いて、安全を確認してから出て来るのです。

　やっぱ、おとうさんと子どもはどっかに行ってしまったんだね。

　今朝も餌をあげましたよ。

　おかあさんにも名前を付けてあげたいよね。美人だから、小百合ちゃんってのは如何ですかって、お豆腐色のベッちゃんさんが言ってるんだけど、

　そんな雰囲気じゃ無いでしょって言い換えされてしまったよ。どなたか、可愛いお名前を付けてあげてください。

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写真集「待ってたよ。〜北海道犬ナナちゃんと野良猫ヒロちゃんの早朝ものがたり〜」
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