東京は台風の影響もさほど受けずに済みましたね。曇ってはいますが爽やかな陽気、今朝のモモちゃんは元気に歩いてくれましたよ。最近のモモちゃんは、抱っこしてエレベータに乗ると、う〜ぅ〜う〜ぅ〜と奇妙な声を発するのです。最初はどこか調子でも悪いのかと、でも、外に出るとうなり声を出さなくなる。いったい何がいいたいのだろう、いつも心配になっていたのでしたが、今朝、いつものように仲見世を抱っこして歩いていて解かりました。どうも人間の赤ちゃんのように背中を丸めて抱っこされるのが嫌なようですね。お腹に手を入れて抱えあげるようにすると泣きやむのです。年をとってどんどん背中が丸まってしまったことで、背中を触られると苦しいようですね。お腹から持ち上げられているような、ちょっとみっともない抱っこ姿ですけど、モモちゃんはその方が楽ちんなようでした。
おや、モモちゃん、そんな格好で苦しくないの。毎朝、お逢いするラジオ体操のみなさんが心配して声をかけてくれますが、モモちゃんに語りかけているんじゃ無く、あほまろにちゃんと抱っこしてあげなさいよ。なんて言われているようで困ってしまいます。そのたびに、モモちゃんは背中が痛むようなので・・・。そのつど弁解、弁解、やっぱりまたカートを引っ張り出さなければいけないのでしょうかね・・・。とはいえ、浅草寺境内でワンちゃんたちに出会った途端から、抱っこしなくても自力で歩いてくれるのです。それも、浅草寺本堂に上がる階段、何度も何度も落ちながらも自分の足で上がりたくなってしまうんですよ。それは良いとして、降りるときが大変、ほとんど転びながらというか、ただ下まで落ちているって感じなんです。抱っこされるのを嫌がるので、それはそれで楽しんでいるのかも知れませんね。でも、痛そうですけどね・・・。
「浅草大観光祭」が始まり、浅草寺西側には、江戸町の雰囲気を醸し出した商店街「浅草奥山風景」が賑わっています。ここでは江戸町人に成り切って楽しんでもらおうと、「平成浅草小判の賑わい」と称し、浅草寺本堂落慶50周年記念小判が発行され、会場内と仲見世などの提携店などで一枚300円として通用するのです。小判を使ってみたい方は、奥山風景の大木戸前と雷門裏側に設置された「両替所」にて両替することができます。それも両替手数料無しなので、この時期浅草を訪れる方は是非小判に両替をして買い物を楽しんでください。
でもね、江戸町民が小判買い物で自由に小判が使える・・・、これって現在の感覚なのですよ。江戸時代後期(正確に言うと元治元1864年頃まで)までのお金は、金銀銅の三貨制度が決められ、金を使えるのは士農工商の士だけ、いわゆる武士階級だけが金の使用を許されたていたのです。しかし、両替商と大店だけは武士も利用するため、受け取るのと決済に使用することは出来たのです。当時は、庶民がもし、出所証明の無い小判は持ち歩いただけで犯罪だったんですよ。
とはいえ、今の時代劇では庶民の間でも平気で小判が飛び交っているので、江戸時代の気分を味わうには、恰好な小道具かもしれませんね。1枚300円のばらでも両替可能ですが、いわゆる切り餅と言われる包みも用意されています。こちらは20枚包みで6000円です。観光記念として、また、近所のお裾分けとして、一枚300円じゃ安いおみやげになりますよ。それよりも、この時期だけの「浅草寺本堂落慶50周年記念小判」、再び求めることが出来ないのですからね。 |