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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年12月30日(日) 旧暦11月21日先勝

- 帰省ラッシュに想う -

日記写真


『今朝の浅草』
 さて、今年も後一日で終わってしまうのですね。昨日は、年末年始の帰省ラッシュのピークだったようで、いつものように東京駅や羽田空港などから故郷に帰省する方々のが映し出されているのでした。

 サラリーマンの長期連休といえば、盆・正月・ゴールデンウイークの年3回ですね。特にその中でも、お正月だけは故郷で過ごしたいと思っている方が多いのでしょう。あほまろも学生時代には毎年この時期だけは故郷に帰っていました。あほまろの故郷は北海道ニセコ町、今のように飛行機が一般的ではなかった頃だったので、帰るのはいつも上野発の夜行列車でした。その頃の青森行きの花形特急といえば「はつかり」でしたが、学生の分際で乗るような列車では無く、確か、午後8時頃発の常磐線経由青森行き急行「十和田」を利用することが多かったのです。それに乗るため午後3時頃から寒さを堪えて上野公園側に用意された列に並んだこと、帰省ラッシュの映像を見るたびに思い出すのです。

 「♪ こころざしを 果たして いつの日にか 帰らん 山はあおき 故郷 水は清き 故郷・・・」

  故郷を離れ40数年、父親の死去で故郷の町を離れて札幌に移り住んだ母親も去ってしまった現在、札幌の家はあほまろにとっては仮の故郷、例え志しを果たしたとしても、親も幼なじみも居ない故郷。駅に続く長い列もを見ているだけで寂しくなってしまうだけなのです。

 しかし、あほまろの子供たちにとっては、東京が故郷なのです。盆と正月の長期連休には、久しぶりに故郷を離れて海外旅行にでも行こう。親とは全く正反対の故郷感を持ってしまったんですよね。どっちにしても、「故郷は遠きにありて想うもの」なのかもね。

 ごめんなさい、帰省ラッシュを見ていて、ついつい感傷的になってしまいました。あほまろのお正月は東京で暮らすようになってから、何も混雑する時期に出かけたくは無いのです、いつも東京で犬たちと一緒にお正月を楽しむのが好きになってしまったのです。毎年初詣で混雑する浅草寺境内であっても、いつもの散歩時間だけはウソのように人が減って、ゆっくりとお詣りをすることが出来るのです。その時間だけが、深夜0時からのお詣りの列が一旦途絶えるのです。再びできるのは午前8時を過ぎてからで、午後2時頃には身動きがとれないほどごった返しているのですよ。
 
 来年は浅草寺本堂落慶50周年の記念の年、それを記念して本堂西側の奥山では、「江戸奥山風景」が行われ、「平成中村座」も開設されます。また、江戸東京博物館でも「浅草今昔展」が開催されますよ。それらの相乗効果によって、来年は浅草ブームになることでしょう。そのブームに便乗するかのように、浅草六区の姿を模型の再現でドラマ化される、あほまろの映画も公開されるのですからね。


『今朝の雷門』
 夜半からの雨もあがり、今朝は赤い朝を迎えました。赤い朝とはなんとなく不思議な表現なのですが、雨上がりの雲に朝日が反射することで空が赤くなるのです。
過去にも一度、このような赤い空を観察したことがあるだけなので、きっと、珍しい現象なのでしょうね。
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『今朝の宝蔵門』
 宝蔵門前まで来ると、赤く染めた雲が去っていきました。
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『今朝の本堂』
 あえて雲の様子を写したかったので、本堂がアンダー気味になってしまいました。
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『本堂から宝蔵門』

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『本堂から宝蔵門の大提灯』  

 
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『今朝の二天門』
 まだ赤い朝日が地面を照らしていますね。
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『今朝の境内』

 
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 ガサ市会場だった本堂裏は、何も無くなってしまいました。
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 これから屋台業者が集まって来てテントでいっぱいになるのです。
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 初詣のおみくじ売り場の準備も完了。
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 新年の到来を喜んでいる訳は無いでしょうけど、鯉たちも楽しそうに見えてますね。
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 境内に点在するお堂にも松飾りと注連縄が飾られました。
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 宝蔵門前には、羽子板市の時と同じ業者が軒を連ねます。
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 みなさんここで寝泊まりをされるので、夜具も運び込んでいましたよ。 

『今朝の浅草神社』 
 浅草神社です  
 
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『今朝の一写』
 お馴染み羽子板業者の「秀徳」さん。毎年、お正月は浅草で過ごしているのです。
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『浅草な人』
 本当は、28日までに松飾りを飾り終えなければいけないのですが、我が家は昨日松飾りが飾られました。29日に飾ると「二重苦」といって縁起が悪いとされているんですが、今年はあほまろ家にとって最悪な年だったので、来年こそは「二重苦」をはねとばしたい、そんな考えも有りでしょうね。
 雷門前の松飾りの売り場も今日でお終いです。 「浅草な人」みなさん良いお年を。
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『今朝のワンちゃん』
 来年もモモちゃんと一緒に散歩が出来ると良いのですが、元旦で16才になるモモちゃん、もしもモモちゃんが動けなくなってしまったら、このナナちゃんがあほまろのお供になるのでしょうね。
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 雷門前でさつきちゃんとアル君にお会いしました。みなさん、年末なのでこれから忙しくなるようです。
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 赤い空が残る仲見世を元気に歩いて来たリリーちゃん。浅草寺を散歩するワンちゃんたちも良いお年をお迎えください。そして、来年も幸せに散歩を続けましょうね。
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 年末も押し迫って、今朝はいつものワンちゃんたちも少なめです。今朝お逢いしたワンちゃんは僅かに4匹でしたよ。本堂前でレンゲちゃんです。
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 そして、お馴染みココアちゃん。
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 始めて家族で新しい年を迎えるココアちゃん。来年も毎日お逢いしたいですよね。
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『浅草な場所』
 昭和2年の今日、日本初の地下鉄が東京・上野、浅草間で開業したことを記念する「地下鉄開業の日」、今年でちょうど満80年になるのです。開業当時と同じ駅の佇まいですが、80年も経つと周りはすっかり変わってしまいましたよね。
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 開業当初1927年(昭和2年)の地下鉄駅入口

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 つい昨年まで建っていた開業当時の地下鉄ビルも今年から新しくなってしまいました。
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 地下鉄開業と同時に出来た日本初の塚街、今でも健在ですよ。あほまろは時々、この下の立ち食いそば屋さんで朝食をとっているのです。
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『心ふれあう憩いの広場―下町と銭湯の物語』

 江戸時代から現代まで、銭湯は町内の情報交換の場として、 また、親子、隣人たちとの世代を超えたコミュニケーションの場として 大変効果的な役割を担ってきましたが、最近はお客さまの銭湯離れにより 廃業する銭湯の数は少なくありません。
 今回の展示では、銭湯の魅力を掘り起こし、 銭湯を知らない方々にも銭湯の魅力を知っていただくために、 銭湯の形を見える形でご紹介します。 昭和40年代のなつかしい銭湯や町空間を思い起こさせる品々の展示です。 
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 あほまろコレクションは、置き薬の箱とホーロー看板です。このように並べてみると迫力ありますね。
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  展示内容
 ・江戸時代の「湯屋」の模型展示
 ・現代の銭湯の模型展示
 ・台東区内「銭湯めぐり」写真展
 ・銭湯の歴史・地図で見る銭湯数の変遷・入浴料金の変遷 等
  開催期間 平成19年11月14日(水)〜平成20年1月30日(水)
  ※休館日を除く

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 今回の展示会にも、あほまろのコレクションがいっぱい展示されますよ。ポスターをクリックすると大きな画面でご覧になれます。


今朝の写真
CANON EOS-40D,Tamron Zoom AF18-250mm F3.5-6.3
Canon EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM
撮影枚数143枚
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