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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年1月28日 (日) 旧暦12月10日先負

- 朝日隠れ -

日記


『今朝の浅草』
 暖かくて気持ちの良い朝の散歩でした。ちょっと日のあたるところに居るとポカポカまるで春の陽気なのです。毎日のようにこの冬の東京には一度も雪が降らない記録が更新されていますが、この調子じゃ降らないで春が来てしまうってことにもなりかねないでしょうね。
 浅草寺境内では寒椿も咲き、梅の実がどんどん大きくなり、来月8日に針供養が行われる準備中の淡島堂の紅梅はすでに8分咲き、白梅も咲きそうな勢いです。梅たちもあまりに早い春の訪れにきっと戸惑っているに違いないでしょうね。
 今日の表紙の写真は、昨日の浅草寺です。お天気の良い週末だったので、お正月以来の混雑です。修理に出しておいたライカの広角レンズが帰って来たので、おのぼりさんのようにあちこちパチパチとテスト撮影をした中の一枚です。大香炉の中は焚き火でもしているかのような煙が、境内中に立ち込めていました。

 ナナちゃん、とっても精悍な顔になったでしょ。顔つきは良いのですが、やんちゃで盛りで大変なのです。ティッシュの箱はバラバラにするし、トイレットペーパーはパイナップルの丸かじりのように使い物にならなくするし、和室の白壁に至ってはボロボロです。モモちゃんが子供の頃はとっても大人しい犬で、こんな悪戯の経験はありません。犬にも様々な性格があるんですね。人間でいえば悪ガキと世間から非難されてしまうような、悪犬なんです。この調子で大人になっても悪のままで居るのかな・・・。ちょっと心配しているのです。殴ったりとイジメにならないような良い仕付け方法は無いでしょうかね。
   写真
 雷門通りに並んだ「東京マラソン」の赤い幟、色が蛍光色っぽいのでまだ朝日が差し込めてもいないのに輝いてますね。詩句の世界では、まだ朝日が照らさない所を「朝日隠れ」と表現するようです。今朝も我が家から富士山が見えています。それも、まだ充分に朝日を浴びていないので薄い朱色にぼやけているのです。“刻刻に朱き色増し富士ヶ嶺は朝日隠れに光きはまれり”、なんてちょっと詩人になってみたりして。
   写真
 浅草とは全く関係の無い話題ですが、昨日の新聞に「てんぷら油仕様のランクルがパリダカ完走を達成」と書かれている記事が目につきました。この車は、環境問題を訴えることを目的に大阪産業大学などが中心となって立ち上げた「OSUパリダカ参戦プロジェクト」の車で、ドライバーは元F1レーサーの片山右京さん。てんぷら油のリサイクル燃料だけで約7900kmを完走、販車改造ディーゼルカークラスで19位だったそうです。
 浅草は天麩羅屋さんが有名です。毎日消費する天麩羅油も相当な量になることでしょう。もし、この技術が確立したら、天麩羅屋を食べて帰りに燃料まで補充することができる、夢のようで夢じゃ無い現実がやって来るかも知れませんね。そうなったら・・・。

 “俺の車、葵丸進の燃料を使ってるよ、あそこは穴子の脂が混じるのでエンジンに優しいとカージャーナルに載ってたもので”、“俺はハイオクが好みなので、海老の脂を多く含む大黒屋を使ってるんだよ。でも、週末になると長い列が出来るのでいざと言うときに補充出来ず困ってるんだよ”、“俺だって、しかたがない時はチェーン店の油で我慢することもあるけど、ラードが混じっているからエンジンがベトベトになってしまうんだよな・・・”

 こんな会話、当たり前に囁かれているかも。でも、天麩羅油で車が走るなんて夢みたいですね。
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『今朝の雷門』
 週末になると、ニワカカメラマンが多くなる雷門前、今朝もあほまろが撮っているそばにカメラを提げた数名の方がやって来ました。雷門から仲見世の中心が見渡せるこの場所が欲しいのでしょうね。あほまろが撮り終えて場所をゆずってあげると、あほまろと同じようにしゃがんで撮っているのです。しゃがむと宝蔵門の屋根まで入れることが出来るんですよ。こんなことだって、長年撮っているノウハウなんですよ。偶然近付いて来た方々、良かったですね。
 中央線の高尾駅朝5時集合で浅草にやって来たという写真同好会のみなさんです。それもなんと、あほまろのホームページに刺激され、早朝の浅草を撮ってみたくなったとか。あまりに誉められるので、名刺交換なんかしちゃったりして・・・(テレテレ)。
   
 「新春浅草歌舞伎」が終了してもまだ招きが架かったままですね。
   
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『今朝の一写』
 いったい何を見上げているのでしょう。二人並んでジ〜ッと空を見上げているのです。近くを通る方達も空を見上げて去っていきます。もちろんあほまろも見上げてみましたが、薄く張り詰めた雲しか無いんですけど。じ〜っと空を見つめたまま動こうとはしないんです。お二人の容姿から見て何かのパホーマンスなのでしょうかね・・・。
  
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『今朝の境内』

 淡島堂の白梅です。昨年は針供養(2月8日)頃、この程度の蕾だったんですよ。
   
 触ってみるととっても柔らかくなっています。この調子じゃ今日明日中にも開いてしまいそうですね。
   

 浅草寺東側に仮設された節分の舞台です。これにシートを被せると完成です。
   

 今朝はまだ「朝日隠れ」の本堂です。
     
 同じく「朝日隠れ」の浅草神社。
    
 節分の奉納提灯。あほまろの知り合いの名が多い一角なのです。
   
 お洋服を着て散歩する柴犬、暖かそうですね。モモちゃんは着物を嫌うんです。寝ている時に上から毛布をかけるのも嫌がるほどですから。犬本来の姿、自然のままにしてあげているのです。
   
 すずめが留まる枝を見ていると、落語の「ぬけすずめ」を想い出しますね。
 明くる朝、怒って起きても来ない女将さんの代わりに亭主が二階へ上がって、雨戸を開けますと、朝日がサッーと射してまいります。すると、どっからともなく、チュチュ、バタバタという音。障子を開けますというと衝立の中の雀が、バタバタバタバタッーと、絵の中から抜け出る。しばらくすると、また部屋の中へ入ってきて、元の衝立の中へスッーと戻る。さあ、こうなると大変・・・。
 「朝日隠れ」じゃまだ早いかな。
   
 ニイハオ・ツアイチェン・チートイツゥ!
 お寺は台湾も同じでしょうけど、詣で方が違っているんです。このお二人、本堂でお線香を買って、大香炉の前で特殊な格好でお詣りをしていましたよ。
   
 「新春浅草歌舞伎」が終了し、幟が撤去された浅草公会堂です。ちょっと寂しくなってしまいましたね。
   
 
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 
昨日、ライカの広角レンズが直ってきたのでテスト撮影をしてきました。
 使用カメラ「LeicaM8」レンズ「Summilux 35mm F1.4 ASPH」
 木馬館で公演中の方々がお客さんのお出迎えです。
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 浅草寺境内の屋台でくつろぐ観光客。ポカポカ陽気で暖かかったですよ。
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 修復工事中の宝蔵門のトンネルを抜けるとそこは浅草寺。
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 人が途切れるのを待って撮りました。本当はもっと人は多いんですよ。
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 ほら、ご覧ください。凄い人でしょ。
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 おみくじはいつも人気ありますね。おみくじは書かれている吉祥を見るだけじゃ無く、お財布などに入れて持ち歩くことで御利益があるのですよ。せっかく買ったのに、こんなところに結んで帰ってはもったいないですよ。
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 “ア〜疲れた”、子供連れでの観光は大変ですよね。こんな様子を見ていると、あほまろも二人の子供を連れて観光旅行をした時のことを想い出しますよ。これが孫だったら、疲れも半減するのでしょうね・・・。
   写真


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数94枚
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