平成16年(2004)7月30日 金曜日

- 体験 -

 おや、毎朝モモちゃんが用を足している雷門前の中央分離帯の植え込みが柵で
覆われてしまいました。何故なのかは判りませんが、明日の花火で人が入らない
ようにしてしまうようです。花火見物といっても、この付近ではビルが乱立して
しまい花火なんて見られる訳は無いのですが、会場に向かう連中の通り道になっ
ており、警察官が立ち止まらないようにと見物客を強引に動かす場所、そんな訳
で分離帯に入られると困るってことでしょうかね。
 モモちゃん、いったい私はどうしたら良いの・・・。困ってましたよ。
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 伝法院のお庭からけたたましい蝉の鳴き声が響いています。昨夜までの雨が上
がり蝉たちがイッキに地中から這いだしてきたのでしょうね。じ〜、みんみんみ
ん、ぎりぎりぎり・・・、蝉の声に対する日本人特有の感性を示すといわれるあ
の有名な芭蕉の名句「閑さや岩に染みいる蝉の声」なんてのを感じながら、暫し
モモちゃんと風流してしまいましたよ。
 そういえば、昨年はほとんど蝉の声を聞かない夏でしたね。日記を読み返して
みると、“今年はまだ蝉の声を聞いてないような・・・”なんて表現をしており
ます。冷夏の年には蝉は羽化しないで土中で暑くなるのを待っているのでしょう
かね。それで今年は一斉に飛び出して来たのかも・・・。
 境内を追い出されてエサが無くなってしまったハトたちもこの時期は楽しそう
に地面を歩き回っています。そう、雨上がりで蝉の幼虫や様々な虫たちが地中か
ら出てくるのを待っているのです。
 先日も羽化前の幼虫が地中から出てきた瞬間を捕らえる光景を目の当たりにし
ましたよ。数年間地中で過ごし、ようやく地上に出てきた瞬間捕まってしまう蝉
には気の毒ですが、これも自然の摂理なのでしょう。
 エサを貰えなくなってようやく本能が命じるままにエサを求めるようになった
のかも知れませんね。虫を捕まえたハトは一目さんに飛んでいきます。きっと、
どこかの巣でエサを待っている子供達に運んでいくのでしょう。
 昨日見付けたハトの巣も安泰でしたよ。少なくてもあと2週間はこのまま誰に
も見付からないで育って欲しいですね。
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 「浅草神社で神社を体験しよう」。浅草神社前の掲示板にそんなポスターが貼
り出されました。小学生高学年を対象にした夏休みの体験学習のようです。一泊
二日の体験ですが、神社で修行する連中といっしょに朝早くから掃除やお詣りな
どお寺の修行と同様にことを体験するのでしょう。
 あほまろは一度福井県の永平寺で授戒というのを体験したことがあります。そ
れも、早朝から水をかぶるとんでもない修行だったのですよ。途中で逃げ出す人
も居たようですが、あほまろはちゃんと規定通りの修行を済まし戒名まで貰って
帰ってきました。開放された日、修行を共にした連中と一緒に温泉でどんちゃん
騒ぎ。今となってはそっちの方が鮮明に覚えているだけです。
 何はともあれ、長い人生色々な経験をする方が楽しいですね。浅草神社でそん
な体験ができるのなら、あほまろだってやってみたいですよ。もちろん修行中は
、禁酒なんでしょうね。そっか、今回は小学生が対象だったよね。
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 明日は花火です。早朝から場所取りの連中で河岸は賑わっているのでしょう。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数29枚