平成16年(2004)7月14日 水曜日
- 盂蘭盆 -

 浅草寺本堂内に、「三界萬霊位」と書かれた盂蘭盆の精霊棚が飾られました。
盂蘭盆には、死者の霊が祖霊になるための浄化装置としてこの三界萬霊位牌を使
うのだとか。今朝はお坊さんが参拝者に盂蘭盆の解説をしておりましたが、頭の
薄い、じゃ無くって弱いあほまろには何だか良く理解できない解説でした。
 要するに、参拝する方全員のご先祖様の位牌を代表して三界萬霊位牌を祀った
ということらしいですよ。坊さんが言うには、核家族化が進んでいる現在、盂蘭
盆会の伝統を年配者から伝えられることも少なくなり、お盆の本来の姿を伝える
ためにこのような説明を行っている・・・。ありがたいお言葉でした。
 そういえば、あほまろが子供の頃、お盆には藁で作った馬を飾った精霊棚を作
って、野菜や果物を供えてましたね。
 良く嬉しい時に使う言葉に「盆と正月が一緒に来たようだ・・・」、お盆の風
習を忘れてしまった連中でも良く使いますね。そんな言葉があるように、お盆は
年中行事の中でも一大イベントだったのでしょうね。まあ昔ほどではないにせよ
、こうしてお寺の中には残っているっている・・・、当然でしょうけど。
 あほまろは、ちゃんと藁で作られた馬を仏壇にお供えしてますよ。実はこの馬
、スーパーで売られていたのですよ。便利な世の中ですね。
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 新仲見世の飾り、「浅草絵図」「涼」と書かれた垂れ幕が並んでいます。この
「涼」なんて垂れ幕を見ていると、気分的にとっても涼しく感じてしまうんです
よね。また、この時期どこでも見かける例の「氷」も同様でしょう。
 漢字を使う国の方々はみなさんこの字を見ただけで涼しさを感じますよね。実
は今朝、宝蔵門前で写真を撮って欲しいと頼まれたアメリカから新婚旅行で日本
にやって来たをいうご夫婦に、「氷」の看板を見た感想を訪ねてみました。
 なんと、「おでんのような暖かい食べ物のような・・・」そんな答えが返って
来ました。理由は、赤い色に有るようです。確かに赤は暖色ですよね。でも、な
ぜが昔から「氷」は赤い文字が多いようです。そういえば、新仲見世の「涼」も
赤い色。でも、涼しさを感じるってのが不思議ですね。
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 昨年の夏は冷夏でしたね。テレビではあちこちの海水浴場で閑散とした海の家
の特集をやっていたのを思い出します。しかし、今年は一転して大繁盛のようで
すね。例年よりオープンを早めたところも有るそうですよ。昨夜、テレビの特集
で、昨年の落ち込んだ様子と対比させているのが楽しかったですよ。みなさん、
今年はホクホク笑顔でした。
 それでは、正し海の家のご利用方法。長くなってしまったので、読み飛ばして
くださっても結構ですよ。
 お店(海の家)に入る。いらしゃいませ!と、明るく挨拶されるお店を選びま
しょう。係員が笑顔で優しく海の家のご利用方法を説明してくれ、小ぎれいなお
荷物入れを渡される。まずは、ご利用料金のお支払い。気の毒そうな顔で、ごめ
んなさいと言いながら、前払いでお願いしますとお金を頂く。今年の相場は大人
1500円子供800円、幼児400円(湘南海岸)。お金を払って、靴を脱い
でお座敷に上がってチョット休憩。クソ熱い日だっていうのに係員が熱いお茶を
持って来るお店は要注意。まずは一杯と氷水を勧められたって人の話を聞いたこ
とが有る。じゃ冷たい麦茶を持って来るお店は良いのかというとこれもちょっと
訳が有る。ちゃっかり、お昼のお食事の予約を勧めにくるのだ。お昼の時間はと
っても混雑するので、お食事を予約された方だけはちゃんとテーブルを確保して
くれるのだ。明るく爽やかな笑顔の係員の口車にのってついつい予約してしまう
連中が多い。もちろん御代は前金でお支払いお食事のメニューは、海の幸定食が
一般的、これは近所の食堂と提携しているので、結構まともな海の幸を楽しませ
てくれる。そこが間違いの始まり、海岸をちょっと離れた裏路地で営業している
提携食堂で食べると、同じ値段でもサザエの壺焼きなんてのが付いてくることも
有る。それが、海の家の余録。
 さて、いよいよ更衣室で水着に着替える。いかに仲の良い夫婦であっても、恋
人であっても不倫関係でも、これは男女は別の部屋となっいる。場所によっては
入ってますよって、マークで表すトイレ方式のところも有るようだ。ここで注意
が肝心。特に女性用の更衣室には時としてビデオカメラが隠されていることが有
る。事実あほまろはそんなビデオを鼻の下を何しながら見たことがある。棚の下
など不審な場所が無いかを確かめてから水着に着替えるのが良い。
 着替えたら脱いだ物などはまとめてお荷物を預かり所に預ける。JRの荷物預
かり所とは違い、ほとんどのお店は荷物の数の制限は無い。もちろんこれも価格
に含まれているので、これでもかというほどたくさんたくさん預けて、小さな袋
一個預けている人を見ながら、とっても儲かった気持ちになるのもちょっとした
海水浴の喜びかもしれない。その時、必ず合い札を渡される。これを紛失してし
まったら、水着のままで電車に乗るか、海の家のお客さんが全員帰るのを待たな
ければならない。あほまろの知り合いにもそんなバカが居た。さて、問題の札は
海に入ることを考慮して銭湯方式で濡れても良いように考案されている。誰が特
許を持っているのか不明だが、何処でも同じものが使われている。この札がキャ
ラクターものだったり、アイドルものだったり見た目に格好良いものを使用した
ら 、きっとそのお店は繁盛するのだろうといつも感じている。しかし、どこのお
店も、かなりダサイ。まるで定食屋の朝食で、納豆と豆腐と・・、どの焼き魚に
しようかな等、悩む時と同じような、カラフルな卵形のプラスチック板。定食屋
との相違はそれに番号が書かれているだけ。それを昔のパンツのひもみたいなゴ
ムでおちないように手首に結びつけておく。爺ちゃん婆ちゃんも、人がうらやむ
ような素敵なカップルでも、同じゴムってのに差別感を覚えさせないお店の配慮
なのかもしれない。そして、いよいよ浮き輪やマットに空気を入れてもらって、
いざ海にご〜!
 これでたったの1500円って安いのでしょうね。また、ちょっとだけよって
いう方には、大人700円、子供400円でシャワーと着替えだけのコースも用
意されているそうです。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数32枚