平成16年(2004)7月10日 土曜日
- 四万六千日 -

 連日の猛暑の中、オレンジ通りの花壇に植えられたあじさいの花が一際綺麗に
咲き誇っています。今日は、四万六千日の功徳日、朝早くから手に手にほおづき
の鉢を持った方が大勢浅草の街を歩いています。あほまろも今朝は知り合いの業
者から一鉢買って持っていますよ。やっぱり、縁起物は今日の四万六千日に買う
のが通っていうもの、ちゃんと千円札を奮発してお参りまでしてしまいました。
 あほまろがお賽銭を上げてお参りするのは、神社は三社祭の時、浅草寺はこの
四万六千日の時と決まっているのです。毎日毎日ただでお参りしてるのですから
、この時ばかりは清水の舞台から飛び降りる気持ちで奮発するのです。でも、お
参りが終わると、もったいないことしてしまった・・・、なんて反省も有るので
すよ。あー今日の夕食のビールが消えた・・・。なんてね、でも、あほまろは酒
止めたんですよね。
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 毎日の散歩の道で、風変わりな老人との出会い。それが切っ掛けとなって、外
の世界を全く知らなかった箱入り娘と間にめばえた美しい青春・・・。昨夜は寝
られないので、古い石原裕次郎の映画「あじさいの歌」なんてのを観てしまった
興奮が、朝っぱらから脳裏を離れないのです。
 あほまろも毎朝散歩をしているのですけど、美しい青春をもう一度・・・、で
も、そんな風変わりな老人にも、箱入り娘にも出会ったことが無いんですよ。な
んてバカなこと考えるのですが、周りの人達は、あほまろこそ風変わりな老人に
見えているのかも知れませんね。事実、あほまろの家には世の中を知りすぎてし
まった、はみ出し娘が一人居ることは居ますけどね。
 あほまろの青春時代の娯楽といえば、映画だけでしたね。映画を見終り、小屋
から世間に出た瞬間の自分はすっかり映画の主役に成りきっているのです。それ
が裕次郎だったり、高倉健さんだったり。時には寅さんやフランキー堺なんてこ
とも有ったっけ。ある時、裕次郎の映画を見終わり、新宿の映画館を出たところ
で素敵な女性を見かけたのです。あの娘が落としたハンカチを・・・。そんなこ
とを期待しながら、ハンカチなんて落とす訳なんて無いのに延々と後を着けてし
まった。なんてことも有りましたよ。今じゃストーカーだね、まるで。
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 狂った果実のような太陽の季節が続きますね。太陽族の連中は、海の野郎ども
となって、若い川の流れのように、男なら夢をみろとばかりに嵐の中を突っ走れ
と、男が爆発する時。赤い波止場では風速40メートルが清水の暴れん坊のよう
に天と地を駈ける男となって、鉄火場の風で山と谷と雲のように今日に生きる幕
末太陽伝。男なら夢をみろと世界を駈ける恋をするやくざ先生、錆びたナイフを
捨てて、明日は明日の風が吹くなんて気取っていると、何か面白いことないかな
と、娑婆をうろつく街から街へとつむじ風のような憎いあンちくしょうに、鉄火
場破りをされてしまいますよ。
 赤いハンカチを振りながら、太平洋ひとりぼっちで黒い海峡を渡る栄光への挑
戦。赤い谷間の決闘で二人の世界が泣かせるぜ。いったい青春とはなんだ!
 あほまろは、石原裕次郎と吉永小百合の映画はほぼ全部観ております。それも
、何度も何度も観ているのもあるのです。ですから、歩きながら裕次郎の映画の
タイトルだけの語呂合わせだって空で言えるのですよ。
 さて問題、上の文章に石原裕次郎が出演した映画の題名が何個入っているでし
ょうか。正解はメールでね。
 クソ暑い中の散歩、四万六千日の話題だけじゃ物足りないので、意味も無く裕
次郎映画で日記が埋まってしまいましたね。そう、頭の中で何も考えないで今日
のようにスラスラと文章が出てくれると毎日が楽で良いのですけど、いつもは話
題探しだけで疲れてしまうんですよ。
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 ジェンキンスさんと曽我さんの熱い抱擁、まるで映画のような一シーン、昨夜
はみんさんが感動したでしょうね。以前、曽我さんは、「私って、何でこうやや
っこしい人生を送ったのだろう・・・」なんて呟いていました。
 事実は小説よりも奇なり、家族は一緒に暮らすのが一番幸せなことなのでしょ
うけど、ややこしい人生なんてのとは全く縁の無い我が家の娘、親と一緒に暮ら
すより、一人で暮らした方が良いんだって。
 四万六千日だけ頂けるお守り、「雷除」を買ってきました。これをパソコンの
側に置いておくと雷の害を防げるのですよ。高いサージ防止器を買うより安くて
安心なお守りは一個500円ですよ。凄いでしょう。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数50枚