平成16年(2004)6月1日 火曜日
- 衣替え日 -

 真夏日が続いた翌日は雨になってしまいました。気温はさほど低いとは思いま
せんが、予報では17度まで下がるとのこと、本当にこの時期は身体に悪いです
ね。雨の日はモモちゃんも嫌がります。早々に小用を済ませて帰りたいといって
るのですが、大の用はまだですよ。こんな日は、なかなか用を足してくれないの
です。いつもの場所をあっちに行ったりこっちに行ったり、そうしている間に雨
脚はどんどん強くなるし、風も出てきて真横からも雨が吹き付けてズボンはビシ
ャビシャ。
 雨って写真に撮れるのかな?横からの雨でカメラのレンズも濡れてしまいまし
た。この際だから雨を写してみようと良からぬ考えが浮かんでしまったのです。
空に向けてみたのですが、対象物が無いので真っ白。あちこち雨が良く写りそう
な対象物を探してうろうろしてみたのですが、ここは浅草。やはり雷門前が一番
それに適していたようです。
 今日の写真を飾った「雨の雷門」、いかがですか。ちゃんと雨が降っているっ
て感じが出ているでしょう。本当はもう少し広いのですが、小さいスペースなの
でトリミングをして掲載いたしました。ちゃんと雨にフォーカスが合っているで
しょ。雨を写すのにこんなにも苦労するとは思わなかったですよ。おかげで、カ
メラはビッシャビシャ
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 さて、今日から6月です。6月といえば衣更え、学生も警察官もみなさん新し
い制服に替わりました。この気候に合わせて衣服を夏服に替える風習は、平安時
代から始った習慣なのです。当時は中国の風習にならって4月1日および10月
1日(もちろん旧暦ですよ)に夏服と冬服を着替えると定められ、これを「更衣
」と言ったのです。しかし、天皇の着替えの役目を持つ女官の職名も「更衣」と
いい、後に天皇の寝所に奉仕する女官で女御に次ぐ者を指すようになったので、
民間では「更衣」とは言わず「衣替え」と言うようになったのでした。
(小学館大百科2002より)
 江戸時代ごろから、衣替えは今と同じ6月1日と10月1日(こちらは旧暦)
に行うようになったそうです。
 観音様の本堂内部に懸けられた御布も衣替えになりました。昨日までの緑色か
ら朱色に変わると、こちらは季節に反してなんとなく暖かいイメージにも見えて
しまいますね。
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 『梅雨から逃げも隠れもできないこの季節、ならばこの際「雨」と仲良く過ご
しましょう!』とあるレコードチェーン店の店頭にそんなことが書かれていまし
た。雨は降るがままにして、DVDで映画でも観ましょうねってことを言いたい
のか、雨に関する映画のコーナーまで出来ているのですよ。
 ドラマティックで印象的な雨 、シーンを彩る爽やかな雨、悲しみの雨、人間心
理を圧迫する雨等々、雨が主役の映画の一大特集なのです。確かに梅雨からは逃
げも隠れもできないこの季節、外で降る雨音を効果として雨の映画を観るのも楽
しいかも知れませんね。最近ではシェルブールの雨傘、雨に唄えば、雨あがる、
なんて懐かしい映画もたくさんDVDになってますよ。こんな日のあほまろは、
やっぱり雨に濡れながら子猫を抱くオードリーが好きです。そう、「ティファニ
ーで朝食を」です。オードリーの美しさも手伝って印象的なシーンの連続、いつ
観ても素晴らしい作品ですよね。
 また、毎年野武士に襲われる村に雇われた「侍」たちが、ドシャ降りの雨の中
で野武士との壮絶な戦い、「七人の侍」も雨の映画としては捨てがたいかな。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数28枚