2003年4月2日 水曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数25枚

花曇

 未明から雨になってしまいました。こ
の雨で桜はどうなってしまったのかな、
なんてどうでも良いことを考えながら家
でダラダラ。NHKの連続テレビ小説ま
で見てからの散歩になってしまいました。
 久しぶりに浅草が舞台のドラマとあっ
て、いつもの犬仲間達も遅出になってし
まいました。そして、隣の誰それが出て
たとか、家の庭が写っていた等々話題は
今朝のドラマ一色なのです。そんな話で
盛り上がっているとき、モモちゃんと同
じ柴犬を連れた老人が何が不満なのか怖
い顔をしながら近づいてきました。聞い
てみると、NHKの撮影に娘が勝手に自
宅を貸してしまい、丸一日不自由な思い
をしたとのこと、それなの全く自宅が登
場しないといって怒っているのです。
 “今、名刺を貰ったNHKの担当者に
電話して怒ってきた!”、“で、その方
は?”、“これから登場しますのでお楽
しみに・・なんてふざけた事言うんで、
ガシャっと切ってやった。いつ出るかも
教えないで、これから登場するって言い
ぐさが気に入らない。俺に毎日テレビを
見ろってことを強制してるみたいだ、こ
れじゃ毎朝の散歩が遅くなってしまうじ
ゃないか・・・・・。
 みんな、笑いを堪えながらこの老人の
怒りを聞いてあげたのです。半年間連続
で放送されるこのドラマです。それもま
だ3回放送されただけ。気長に毎朝見て
あげてね・・・、なんて言ったらまた怒
り出すんでしょうね。しかし、三社祭の
撮影も二日間も町会の連中を大勢集めて
オオゲサに騒いだわりには、放送された
部分は僅かの数分。この老人の家が写る
のも推して知るべしですね。それを見た
ら、また怒るんだろうな〜。
 満開の桜の花、雨で埃が洗われとって
も綺麗に咲き誇っています。雨も上がっ
て花曇りの表現がぴったしの朝なのです
。一茶発句全集の中の桜を詠んだ句で、
 “もし降らば天津乙女ぞ花曇 ”
 当時は綺麗な女性を天津乙女って表現
をしていたようで、小雨が舞って花曇り
にでもなったら、旅先で出会った娘さん
、きっと天津乙女のような美人に見えの
でしょうね。でも、一茶さんてお坊さん
ですよね。色香に迷ったような句を詠ん
じゃいけないのでは?
 浅草神社の神輿蔵で撮影が行われてい
ました。スチール写真のようですが、大
量の照明装置を持ち込んだ大がかりな撮
影のようです。今年の三社祭のポスター
にでもするのでしょうかね。この御神輿
には光る物が多すぎ、反射を抑えるのに
は結構大変な作業が必要なんですが、助
手の女性が神輿にツヤ消しスプレーを吹
きつけてます。こんなことして良いんで
しょうかね。
 日記を書いている途中、外から柔らか
い光が射し込んできました。雨もすっか
り上がったようです。これからもう一度
満開の桜の撮影に行ってきますね。
 もう一つ、 雷門前のイルミネーショ
ンがようやく取り外されましたよ。