ケロリン


内外薬品承認済

 ケロリンとは。ケロリンの黄色い桶を知っている人は多いと思いますが、
その薬となると以外と知られていないようです。ここではそんなケロリンの
薬について説明しましょう。
 ケロリンは鎮痛剤の商品名です。大正14年に笹山林蔵氏により、何か新
しい薬はないかとそれまでは水薬しかなく、家庭の置き薬には向かないと考
え、粉末の鎮痛薬を開発しました。しかも当時としては珍しい、輸入原料の
アスピリンを配合(現在は非ピリン系)桂皮(ニッキ)を混ぜた新しいタイ
プの鎮痛薬の誕生でした。ケロリンという名は、その名のとおりケロリと痛
みが治るところから考えだされたものです。
 こうした工夫の甲斐があり、飲んですぐ効く即効性と、神経痛や頭痛など
に効き目を発揮したところから評判を呼び、爆発的な人気を博しました。最
近もチェアブル(錠剤)タイプも発売しました。

 人気のある商品の運命として必ず、類似品が発売される運命にあります。
ケロリンも同様に数多くの類似品が発売されました、特に戦後の混乱期から
昭和30年ころまでは同名のものも出たりしました。そのつど内外薬品は抗
議をしたりその対応におわれましたが、現在に至っては商標としても認めら
れ同盟のものは姿をけしました。
         ケロリンの類似品を並べてみました。


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